『ヒロアカ』最終決戦はヴィランしか活躍していない? 377話にラブラバ再登場の王道展開

『ヒロアカ』最終決戦はヴィランしか活躍していない? 377話にラブラバ再登場の王道展開

『僕のヒーローアカデミア』36巻(堀越耕平/集英社)

人気漫画『僕のヒーローアカデミア』の最新話となる第377話『ここに至るまでの連なり』が、1月7日発売の『週刊少年ジャンプ』6・7合併号に掲載された。かつて文化祭編で大活躍した人気キャラクターが再登場したことで、大きな反響を巻き起こしている。

※『ヒロアカ』最新話の内容に触れています

黒霧の個性「ワープゲート」によって、バラバラにされていたヴィランたちが集結。さらにトガヒミコが、今は亡きトゥワイスの個性「二倍」をコピーしたことで、戦場は混乱に飲み込まれていく。

その一方、雄英高校では死柄木弔の個性を封じていた物間寧人と相澤消太の「抹消」が、ついに解除されてしまう展開へ。

“最凶のヴィラン”が解き放たれる寸前という状況だ。

さらにはスケプティックによって、雄英高校のシステムがハッキングされるという危機的状況。

そこでまさかの助っ人として、サイバー犯罪に長けたラブラバが介入してくる…。

ラブラバは、サイバー犯罪に長ける“ヴィラン”の1人。文化祭編で緑谷出久と戦ったジェントルの相棒であり、れっきとした敵キャラクターだった。

かつての敵が味方になるという王道の展開に、読者たちは《ここでラブラバはアツい! 最高!》《いつか再登場来るわと思ってたらここで!最高かよ!》《ここでラブラバ!? こんなところにまさかの希望が!》と盛り上がっている。

ヒーローの面目丸つぶれ?

ようやく反撃の狼煙が上がったところだが、まだまだヒーロー陣営の戦況は絶望的。致命傷を負ったエンデヴァーを始めとして、主戦力のプロヒーローたちは満身創痍となっている。

さらに、ここ最近の展開はほとんどがヴィランサイドの見せ場ばかり。AFO(オール・フォー・ワン)も荼毘も、倒したかと思えば立ち上がり、死柄木弔には手も足も出ず、ヒーローは打ちのめされてばかりだ。

ラブラバにしても、もともと敵なので、結局「敵しか活躍していない」状況は変わっていないとも言える。そのため、《そろそろヒーローの活躍を見たい》とやきもきする人も少なくないようだ。

やられっぱなしのヒーローたちは、反撃に転じることができるのだろうか。

できれば主人公の出久だけでなく、さまざまなサブキャラたちの活躍も見たいところだが…。

文=野木
写真=まいじつエンタ