低迷するフジテレビは復活することができるのか?

EIJI / PIXTA(ピクスタ)

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昨年もフジテレビにとっては散々な年だったと言えるだろう。10~12月期の“月9”枠、篠原涼子が主演した連続ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』の最終回(12月25日放送)は平均視聴率が4.6%と驚くほど低かった。

「西内まりやが主演した『突然ですが、明日結婚します』第6話の5.0%を下回り、歴代“月9”史上ワースト記録を更新しました。それも最終回に…。クリスマスで日が悪かったのかもしれませんが、それにしても4%台を記録したのは30年におよぶ月9で初めてのこと。深夜番組ならともかくゴールデンタイムで、しかも月9ドラマで4%台という視聴率は、もはや壊滅的な状態と言えます」(テレビ評論家)

低調だったのはドラマだけではない。フジテレビの“得意分野”でもあったバラエティー番組でもその凋落ぶりが話題となった。ジャンル別に番組平均視聴率ベスト10を毎週出しているビデオリサーチ社によると、2017年4月から8月までランクインしたバラエティーの合計228番組を見てみると、局別の内訳は1位が日本テレビ(180番組)、2位がTBS(28番組、3位がNHK(16番組)、4位がテレビ朝日(3番組)となっていて、フジテレビは5位で1番組のみだった。8割近くを日本テレビが占めている状態だ。

「日テレの躍進の理由には『世界の果てまでイッテQ!』の存在が挙げられるでしょう。上半期だけで10回以上の20%以上を記録してしています。例えば、お笑いタレントの出川哲郎が異国の地でつたない英語を駆使して難局を乗り切る企画は人気を呼び、出川自身も好感度が急上昇しました。日テレのバラエティーは特に旬のタレントを使っているとか、お金をかけているというわけではなく、単純にアイデアが良質なのです」(同・評論家)

 

フジテレビ番組編成改革も見通しが甘い

また、最近ではテレビ東京の躍進が著しい。NHKの大河ドラマ『おんな城主 直虎』の視聴率を複数回にわたり、テレビ東京のバラエティー番組『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』が上回った。製作費が抑えられている昨今、バラエティー番組はアイデア勝負の時代となっていることが分かる。このままフジテレビは終わってしまうのだろうか。

「テレビ放送事業であれだけ低視聴率を連発しても、都市開発事業やグループ会社が堅調なので、フジテレビ社員に危機感はないようです。一時は民放をけん引するほど勢いのあったフジテレビでしたが、もうテレビの世界で復活するのは難しいかもしれません」(同・評論家)

フジテレビは番組編成の改革に乗り出している。近年、低視聴率だった『めちゃ×2イケてるッ!』と『とんねるずのみなさんのおかげでした』という20年、30年と続く局の名物番組を今年3月に終わらせることを決めた。しかし、見通しの甘さが指摘されている。

「めちゃイケにしても、おかげでしたもしても、次の番組を何にするのか全く白紙の状態らしく、ただ終わらせることだけを決めても改革にはつながりません。また旬の芸能人を適当に集めて暗中模索しても、すぐに打ち切りとなるだけです」(同・評論家)

メディアや娯楽として見放されはじめたテレビ。付け焼き刃のものを見せられても、さらに離れていくだけかもしれない。

 

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