第100回箱根駅伝で検討されている「全国大会化」

あきち / PIXTA

第94回箱根駅伝は青山学院大学の史上6校目となる4連覇で幕を下ろした。この大会が正月の風物詩として定着して久しいが、100回目の記念大会となる2024年に向け、“大改革”が提案されているのをご存じだろうか。

「共催の読売新聞社から提案されたようです。『箱根駅伝を全国大会に拡大しよう』と。主催の関東学生陸上競技連盟は反対ではありませんが、現時点ではこの提案を聞くレベル程度にとどめています」(関係者)

箱根駅伝は全国的な人気を誇るが、関東学生陸上競技連盟に加盟する大学内の学生スポーツ大会だ。全国大会に拡大すれば、ほかの地方大学連盟にも協力を仰がなければならない。ほかの大学連盟側からすれば、“関東の下に付く”という屈辱感もあり、衝突も招きかねない。“全国大会”というキーワードについて、スポーツライターの飯山満氏はこう言う。

「箱根駅伝の実況を聞いていると、出場選手の出身地について必ず触れています。関東地区の大学同士の対決でありながら、都道府県別対抗戦の様相も感じられます。朝日新聞は高校野球の夏の甲子園大会、毎日新聞は選抜甲子園を共催しており、高校野球の全国大会を持っていない読売がそれに対抗するコンテンツを持ちたいと考えたのでしょう」

 

世界大会開催も睨む

箱根駅伝を正月の風物詩にまで押し上げたのは、読売の共催があってこそ。その影響だろう。マイナス面も指摘されている。

「長距離走で国体などに出場する高校生の多くは箱根駅伝への憧れから、関東地区の大学を志望しています。長距離走においては“東高西低”の傾向があり、全国大会になったとしても、関東優性の図式はしばらく続くでしょう」(飯山氏)

中国も駅伝大会を開催しており、毎年出場校数が増え、反響も高いという。今後は駅伝がアジア、世界大会に発展する可能性もあり、箱根の全国化は検討すべきかもしれない。

青山学院大学を4連覇に導いた原晋監督が常に考えていることは「陸上大会を盛り上げるには」ということ。ユニークでちょっと強気な発言も、このことを意識してのことだという。もっとも、原監督の「盛り上げる」の言葉は共催企業の利益ではなく、学生たちのモチベーションを考えてのことだが…。

 

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