映画『ONE PIECE』終映前に再び特典商法! それでも200億円突破は難しい?

(C)Morumotto / Shutterstock

1月29日に終映を迎える映画『ONE PIECE FILM RED』だが、なんとしてでも興行収入200億円を突破したいのか、ついにフィナーレ企画まで始めたようだ。

終映が発表されたのは10日のこと。映画公式ツイッターは興収190億円突破を報告するとともに、《最後までお楽しみください!》と呼びかけていた。

それから5日後の15日、ラストランに向けてフィナーレ企画の開催が決定。15日から29日まで、麦わらの一味の声優陣やウタの歌唱キャストを務めたAdoらのサインやコメントが映し出される、フィナーレ映像を本編終了後に上映するという。

また21日からは〝THANK YOUグッズ〟と称して、『ワンピースカードゲームフィナーレセット』が全国合計20万セット配布される予定。加えて28日、29日の2日間、終映記念として『クライマックスクリアファイル』が数量限定で配布される。

https://twitter.com/OP_FILMRED/status/1614538883206905856

まさにフィナーレに相応しい、豪華な特典が用意されたわけだが…。

特典商法はもうお腹いっぱい?

これまでに、あの手この手の特典商法で興行収入を伸ばしてきたこともあって、ファンからの反応は実に冷ややかなもの。最後の最後まで特典に頼る姿勢に、もはや呆れかえっているようで、

《特典で10弾以上いくのなんてワンピくらいだろ…》
《AKBが握手券でミリオン達成してるのと同じよね》
《そんなんで200億円いったとして嬉しいのか? 特典じゃなくて映画の内容で勝負しろよ!》
《200億に乗せたくて必死すぎて痛々しいわ。なりふり構わず爆走してきて、鬼滅の半分》

など、ため息混じりの声が広がっていた。

「カードゲームとファイルを全て捌くと40万人の来場者になりますが、それでも売り上げは7億円ほど。最近は特典を配布しても売り上げに伸び悩んでいる印象で、170億円を突破してから180億円に到達するまでには約3週間、180億円から190億円に達するまでに、およそ2カ月の期間を要しています。特典の力を借りても、残り2週間弱でプラス10億円は厳しいかもしれませんが、ファンの信仰力が試されています」(映画ライター)

とはいえ、配給元である東映の2022年の年間興行成績は、興収325億円で歴代1位を記録。その功績に「ONE PIECE FILM RED」が大きく貢献した。

200億円を突破してもしなくても、歴史に名を刻む映画として語り継がれるはずだが…。

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