歴代最強・侍ジャパンでもWBC優勝ムリ!? “韓国に負けても優勝”過去大会との違い

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3月に行われる野球の世界大会・WBCの日本代表メンバー確定を受け、ファンの間で〝野球議論〟が盛んになっている。

「二刀流の大谷翔平選手をはじめ、初の日系人代表ラーズ・ヌートバー選手など、現役メジャーリーガーが複数参加。国内からも、史上最年少三冠王・村上宗隆選手や、令和のミスターパーフェクト・佐々木朗希選手、国内最強投手である山本由伸選手らが参加し、世界一を達成した2006・2009年にも劣らない層の厚さだと言われています」(スポーツジャーナリスト)

野球ファンの間では、早くも〝優勝の可能性〟が議論に。ネット上には

《ドミニカ40% アメリカ30% 日本10% その他20%》
《そろそろベスト8止まりあるで》
《143試合のリーグならともかく一発勝負だとまさかがあるからな 巨人とハムの練習試合でも危なかったし》
《2次ラウンドからトーナメントの一発勝負になったからアメリカさえ行けずに敗退する可能性は今まで一番高い》
《アメリカとドミニカくらいやろ明確に日本より上なの》
《相手がウリアスだとメキシコにも勝てないやろ ピッチャー次第》

といった感想が相次いでいる。

だが、どうもその道のりは容易いものではないようで…。

懸案事項は“アメリカの気合い”とルール変更?

「メジャー球団や選手たちには〝シーズン優先〟という価値観が根強く、これまで、WBCやオリンピックに有名メジャーリーガーはあまり参加してきませんでした。これは、そもそもアメリカが野球の本場にして世界最高峰の舞台であり、国際大会ではなく〝メジャーこそ頂点〟という発想があるためです。

しかし今回は、ニューヨーク・ヤンキースのクレイトン・カーショーやロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウトなど、メジャーを代表するレベルの選手が数多く代表入り。アメリカの気合いが感じられますし、歴代の大会でも有数の強敵となるでしょう」(メジャーリーグウォッチャー)

また、今大会からのルール変更も、より優勝を厳しいものにしている。

「過去4大会の2次ラウンドはリーグ戦形式で、06年と09年の日本は、一度韓国に負けたにもかかわらず優勝している。しかし今大会からは、1次ラウンド後の準々決勝ラウンドは、負けたら終了のトーナメント方式になっています。

一発勝負だと過去のような〝逆転優勝〟はできず、強豪揃いの中、厳しい闘いが強いられるでしょう。短期決戦はシーズン通りの実力を出せない選手もいますから、そう簡単に世界一は掴めないと思います」(前出・評論ライター)

〝ジャイアントキリング〟で熱狂を呼んだワールドカップと異なり、〝期待外れ〟と失望を招いてしまうのか、はたまた健闘してくれるのか。要注目だ。

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