椎名林檎『百薬の長』大コケ!“ヘルプマーク騒動”で注目を集めたはずが…

(C)Dean Drobot / Shutterstock

東京五輪の開閉会式演出を手掛ける予定だった、国民的アーティスト・椎名林檎の初リミックスアルバム『百薬の長』が、1月11日にリリースされた。

特典グッズを巡る炎上で注目を集めた一作だったが、売り上げは爆死してしまったようだ。

「『百薬の長』は、特典グッズのデザインがヘルプマークや赤十字マークに酷似していたため炎上し、デザイン変更&謝罪騒動へ発展。発売日が延期されていました。良くも悪くも注目を集めましたが、CD売り上げには繋がらなかったようです。

オリコンが発表した1月10日付のデイリーアルバムランキングでは、推定売上枚数5080枚で初登場2位にランクイン。

1月23日付の週間アルバムランキングでは、推定売上枚数6827枚で初登場8位でした。ストリーミングサービス全盛期であること、またリミックスアルバムだったことを考慮しても、少し寂しい数字に留まっています」(芸能ライター)

ちなみに週間アルバムランキング1位は『SixTONES』のアルバム『声』。推定売上枚数2万9128枚だったが、発売されたのは『百薬の長』発売前週の1月4日である。

不倫騒動のグループにも勝てない?

熱烈なファンが多いジャニーズアイドルとあれば、売り上げで負けてしまうのも無理はない。しかし椎名が負けてしまったのは、ジャニーズだけではなかったようだ…。

「週間アルバムランキングでは、2020年にデビューしたばかりのアイドルグループ『iLiFE!(アイライフ)』のアルバム『アイライフスターターパック』が、『百薬の長』の1つ上である7位にランクイン。推定売上は7187枚でした。

その一つ上の6位は、昨年8月発売のあいみょんの『瞳へ落ちるよレコード』、そのまた上の5位は、エンタメユニット『すとぷり』が昨年12月21日に発売した『Here We Go!!』という結果に。

『すとぷり』といえば、メンバーのななもり。に不貞行為やモラハラ行為が発覚し、無期限の活動休止に追い込まれています。

12月に個人活動を再開させていますが、ツイッターでは『#ななもりを美談にするな』『#ななもりの悪事を風化させるな』などのハッシュタグが拡散され、大バッシングが起こっていました。

そんなユニットにすら勝てない状況は、椎名のプライドに傷を付けてしまいそうですね」(同ライター)

とはいえ、「百薬の長」はあくまでリミックスアルバム。2019年にリリースされたアルバム『三毒史』は初週5.7万枚を売り上げていた。

リミックス版ではない、通常のアルバムこそ勝負どころなのかもしれない。

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