大御所脚本家が次々に爆死! 広瀬すず主演ドラマも失敗で世代交代か

永瀬廉 広瀬すず 

永瀬廉 広瀬すず 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

女優の広瀬すずが主演を務めるドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)第1話が1月17日に放送され、脚本への〝違和感〟が話題になっている。

このドラマは、九州の田舎で生まれ育ったヒロイン・空豆(広瀬)と、作曲家を目指す青年・音(『King & Prince』永瀬廉)の2人が繰り広げる青春ラブストーリー。

脚本は、『ロングバケーション』(フジテレビ系)や『愛していると言ってくれ』(TBS系)など、平成を代表する大ヒットドラマの数々を手がけた北川悦吏子氏が担当している。

第1話では、恋人と結婚するべく空豆が上京。眠気覚ましに噴水の水で顔を洗っているとき、偶然音に出会う。その夜、恋人にフラれた空豆は自暴自棄になり、婚約指輪を川に投げ入れようと橋の欄干に佇んでいると、またもや偶然音が登場する。

空豆が身投げしようとしていると勘違いし、「早まるな!」と腕をつかんで阻止。しかしながら、片方の靴が流されてしまったため、音は空豆をおんぶしてホテルまで連れて帰ることになった。

空豆は九州に帰る日、銭湯でのぼせて倒れてしまう。銭湯の番台である雪平響子(夏木マリ)は、空豆を自宅に連れて帰る。しかし、そこでまたしても音と再会。実は響子は、音が暮らす下宿先「雪平邸」の主だった。

数字を取れない大御所脚本家たち

「思わず『昭和か!』とツッコミたくなるような展開ですが、主人公2人が好きなアーティストは『ヨルシカ』、音の口から『藤井風』『ボカロP』など令和らしい設定やセリフもふんだんに出てきます。

これは北川氏の特徴ともいえるかもしれませんが、流行りの若者文化を引用したがる傾向あり。2021年1月期ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)でも、オタク文化を熱心に引用して若者にすり寄ろうとしていましたが、微妙にニュアンスが違うとも話題になっていました」(芸能ライター)

脚本家と視聴者の乖離が目立つのは、この作品だけではない。

「『家政婦のミタ』(日本テレビ系)などで知られる大御所脚本家・遊川和彦さんも、最新作『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系)が大コケ。放送枠における最低視聴率記録を更新しました。

『東京ラブストーリー』『最高の離婚』(ともにフジテレビ系)など多くのファンを持つ坂元裕二さんも、2022年7月期ドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の平均視聴率が約4.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という大爆死。最近の大御所脚本家によるドラマは、イマイチ振るっていません」(テレビ誌ライター)

新人脚本家の『silent』(フジテレビ系)が大ヒットしたこともあり、脚本家の世代交代が進むかもしれない。

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