フジテレビ　（C）yu_photo / Shutterstock

フジテレビの夕方ニュース『Live News イット！』に、リニューアル案が急浮上した。

現在の番組MCは、宮司愛海アナウンサーが務めている。昨年10月に、加藤綾子から引き継いでMCに就いたばかりだが、なぜリニューアルするのだろうか。

「打ち切りだと、MCを変えてタイトルも内容も変える必要がある。それでは宮司アナの起用ミスということになり、局のダメージも大きいのです。

そこで、リニューアルとして内容を変更。起用した以上、宮司アナが踏ん張れるところまで回したいようです」（フジテレビ関係者）

『――イット！』は2019年にスタート。しかし、開始直後から人気が出ず、視聴率4％前後で夕方民放ニュースのビリが指定席。結局、昨年9月で加藤が降板。局の宮司アナが登板となった。

「加藤はスタート当初はギャラが年2億円。視聴率不振で加藤の方から値下げの申し出があり、最終的には1億円だったといいます。でも、それでもビリですから、加藤を切ったのは正解。局アナの宮司アナの方が断然安く済むのです」（同・関係者）

もっともMCを変えただけで即、視聴率が上がるほど甘くはない。現在も番組の視聴率は、加藤時代とほぼ同じだ。

TBS『ラヴィット！』をマネる案も!?

「速報ニュース以外、時事ネタは他番組の使い回し。あとはグルメと芸能情報。さらに衝撃映像と犬猫のかわいい映像。大して取材をしないから、安普請が他局と比べて一目瞭然なのです。視聴率が上がるとは思えません」（同）

ところが、局もリニューアルには皮算用があるようだ。

「エンタメコーナーでジャニーズ情報を充実・拡大させるのです。主婦層はジャニーズファンが多い。しかも、今の民放ナンバーワンジャニーズ局は日本テレビですが、もともとはフジだった。

『――イット！』でジャニーズびいきをすれば奪還も見えてくるというのです」（テレビ雑誌編集者）

さらにエンタメ好きには驚きの企画もあるという。

「流行りの曲をスタジオライブで実演する案も出ています。他局がやっていないことは確かです」（同・編集者）

ニュースと音楽をコラボするというのは斬新な発想だが…。

「お安い番組なのでTBSの朝の情報番組『ラヴィット！』をマネて、商品ランキングや店ランキングも考えられているようです。案外当たるかも」（同）

ビリニュース番組だから、何をやってもその下はない。