「ドラクエ終わったな」最新作発表で公式配信が大荒れ スクエニに高まる不信感

「ドラクエ終わったな」最新作発表で公式配信が大荒れ スクエニに高まる不信感

「ドラクエ終わったな」最新作発表で公式配信が大荒れ スクエニに高まる不信感 (C)PIXTA

『ドラゴンクエスト』シリーズのスマートフォン向けタイトル最新作として、『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』が発表された。しかしそのゲームの内容に批判の声が相次いでおり、公式YouTube配信が大荒れとなってしまったようだ。

ドラクエのバトロワゲームが登場!

『スクウェア・エニックス』はYouTube公式チャンネルにて、「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」の発表会を配信。これによると同ゲームには、主に「ストーリーモード」と「大会モード」というモードがあるようだ。

まず「ストーリーモード」は1人で気軽に遊べるモードで、オリジナルストーリーやシリーズお馴染みのコマンドバトルが楽しめるという。

そして「大会モード」は、他のプレイヤーと対戦するPVP。広大なマップで最後の1人になるまで戦う、乱戦コマンドバトルが繰り広げられる。

言うならば、ここ数年人気がある“バトルロイヤルゲーム”を「ドラクエ」シリーズに取り入れたような対戦形式。しかし戦いはアクションやシューティングではなくコマンドバトルで決するので、ゲームの操作が苦手な人でも安心して楽しめそうだ。

ところが今回の配信では、「大会モード」について説明していた場面がとくに大荒れ。これまでのシリーズにはなかった斬新なコンセプトだが、ドラクエ×バトロワの組み合わせを望んでいなかった人も多いようだ。

配信中のコメント欄には、《誰向けのゲームなの?》《これ以上ドラクエを汚すな》《作ってる時誰も疑問に思わなかったの?》《ドラクエ終わったな》といった手厳しい意見が並んでいた。

FF7バトロワの失敗を繰り返す?

同作の肝でもあるコマンドバトルでの対戦については、テンポの悪さを指摘する人が多い。たしかに『PUBG』や『Apex Legends』といったFPS系のバトロワゲームに慣れている人々は、毎回コマンドバトルの画面に突入する戦闘システムに違和感を抱いてしまうかもしれない。

ちなみにRPGとバトロワの組み合わせといえば、以前「スクウェア・エニックス」は『ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー』というゲームをリリースしていた。

こちらは歴史的な大人気タイトルの『ファイナルファンタジーVII』とバトロワを組み合わせたような意欲作。しかし今年1月11日、約1年2カ月という驚きの早さでサービスが終了している。

そもそも最近の「スクウェア・エニックス」のスマートフォン向けゲームは短い期間で終わってしまうゲームが多く、《どうせサ終するからやらない》といった声も上がっているほど。

「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」は、ユーザーに長く愛されるゲームになるだろうか。

文=大上賢一

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Benzoix / PIXTA