『ぽかぽか』出演NGの芸人が続々…? キャスティングで大揉めの理由

ハライチ 

ハライチ 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

1月9日にスタートした昼の帯番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)に、早くも軋轢が生じたと囁かれている。

番組のMCはナベプロに所属する『ハライチ』。これに対し、人気芸人を多く抱える吉本興業が、「なぜウチから出さない」と反発していると言われているのだ。

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「一応、水曜レギュラーには『ガレッジセール』のゴリが出ていますが、これは『ゴリエ』というキャラとしてですし、『ワンナイR&R』のつながりがあるため〝吉本案件〟ではなく〝フジ主導〟のキャスティング。

ゴリは旬を過ぎた芸人ですし、吉本が有力な人材を出していないことが分かります」(芸能記者A)

どうやら吉本側はヘソを曲げ、「ぽかぽか」に非協力的なのだという。

「『週刊女性』の報道によると、吉本は新番組スタートにあたり、フジ側に『ナインティナイン』矢部浩之の起用を打診。

実現したあかつきには『かまいたち』『ニューヨーク』といった人気コンビ出演も約束していたそうですが、フジが選んだのは『ハライチ』でした。

これが吉本の怒りに火を点け、『もうウチの芸人は貸さない』と怒り心頭。レギュラー出演者に吉本芸人は1人もおらず、吉本支配の『ラヴィット!』(TBS系)とは対象的になっています」(同・記者)

ナベプロ&フジと吉本興業の仁義なき抗争

強気な態度に出たフジだったが、番組はビデオリサーチ調べ・関東地区・世帯平均視聴率で、早くも1%台を連発。

低視聴率でスポンサーが集まらず、異例の短期打ち切りとなった前番組『ポップUP!』と変わらない水準になっている。

「高視聴率をとれれば、フジも『やっぱりウチの判断は正しかった』と胸を張れたでしょう。しかし、これでは『吉本の言うことを聞いておけば良かった』と考えるスタッフも出て、制作側に分断が生じ、現場の雰囲気は最悪でしょうね。

また、吉本と関係の深いフジ社員に働きかけ、『ぽかぽか』を早期に打ち切って吉本主導の番組をスタートさせる〝切り崩し工作〟が起こるかもしれません」(週刊誌記者)

それにしても、なぜフジはここまでのリスクを背負って巨大事務所である吉本を敵に回したのか…。

「ナベプロはジャニーズと同じ一族経営で、社長の渡辺ミキ氏と会長の吉田正樹氏が夫婦。そして、吉田氏は元フジテレビの敏腕プロデューサーで、社員時代には『オレたちひょうきん族』『夢で逢えたら』『トリビアの泉』など、ヒットを連発させました。

これにより、ナベプロとフジは提携企業と言っていいほどの癒着関係になり、所属タレントの起用に関しては大きなコネがある。

『ハライチ』がタモリの系譜である〝昼の顔〟という分不相応な抜擢を受けたのも、この影響があると見ていいでしょう」(芸能記者B)

嵐の船出となった「ぽかぽか」の運命は…。

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