草彅剛『罠の戦争』好調も…いまだ続く“ジャニーズ圧”の理由

草彅剛 

草彅剛 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

草彅剛の主演ドラマ『罠の戦争』が、今期ドラマでは評判がいい。

同ドラマは関西テレビ(カンテレ)が制作。関東圏ではフジテレビで放送されているが、意外なデータが浮上。

1月16日放送の第1話は、関西の視聴率13.1%。関東で9.3%と、大きな開きが出ている(数字はビデオリサーチ調べ、以下同)。

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「なかなかスリリングな内容です。草彅の演技は鬼気迫るリアルなもの。でもフジは、ほとんど番宣らしきものをやっていない。やはりジャニーズの影響でしょう」(芸能ライター)

これまでも草彅はカンテレ作のドラマに何本も出ており、『銭の戦争』(2015年)、『嘘の戦争』(17年)とヒットも飛ばしている。

「いずれの作品も草彅に屈辱を与えた人間への復讐モノです。今回の『罠の戦争』も同様。国会議員秘書・鷲津亨(草彅)として、犬飼孝介大臣(本田博太郎)に仕える設定。

ある日、鷲津の長男が歩道橋から突き落とされ、意識不明の重体に陥ってしまう。

長男を心配する鷲津に、犬飼大臣が〝ただの事故〟として扱うよう指示。警察も積極的ではなく、なぞの圧力がかかっているというストーリーです」(ドラマライター)

草彅剛に“勝ってほしくない”理由とは…

展開が早変わりし、内容には少々薄さを感じるものの、子供を殺そうとした犯人を捜し出し、犬飼を政界から追放しようとする草彅の演技が光ると評判だ。

「内容70点、草彅の演技80点という感じですが、視聴率が関西と関東で違い過ぎるのが気になります。特にフジではドラマの宣伝もなく、やはり草彅には、いまだ〝ジャニーズ圧〟がかかっていると見るのが妥当」(テレビ雑誌編集者)

しかも、草彅にはドラマで大勝ちしてほしくないというフジの事情もあるという。

「4月より、同局〝月9〟ドラマとして木村拓哉主演の『風間公親-教場0-』がスタート予定。『教場』は警察学校を舞台に過去に二度、計4話にわたって特番を放送しました。

フジ開局60周年ドラマと大宣伝した割に、視聴率は1話15.3%、2話15.0%、3話13.5%、4話13.2%と、放送するたびに下落。

だから今後、せめて関東では草彅より数字を取りたい。ジャニーズの顔色をうかがって草彅の応援をしないというのです。さもしい話です」(ジャニーズライター)

何はともあれ、6年ぶり民放ドラマ主演の草彅の演技に最後まで注目だ。

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