谷原章介「女性活用」発言が波紋…違和感を訴える視聴者続出

谷原章介 

谷原章介 (C)まいじつ 

1月31日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、育休中のリスキリング(学び直し)について特集。MC谷原章介の発言が波紋を広げている。

岸田文雄首相は27日、リスキリング支援強化について「育児中など様々な状況にあっても主体的に学び直しに取り組む方々を、しっかりと後押ししてまいります」と発言。

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この発言が子育て世代を中心に、大きな物議を醸していた。

番組では、子育て中の女性にスケジュールを聞くなどして、育児と学び直しの両立が大変であることを強調。また、乳児を育てる女性の日常を撮影した上で「(勉強する体力は)ない」との女性の感想を引き出した。

スタジオでは、谷原が永島優美アナウンサーらに話を振るなどして進行。

谷原は「リスキリングしたいっていう方が(自発的に)自分でやろうとするのはとてもいいこと」としながらも、岸田首相の答弁について「人材活用とこれからの『女性活用』みたいなところが、ごっちゃになってる感じがします」と苦言を呈した。

「まずは女性活用の前に女性支援!」

元衆院議員の金子恵美氏は国の制度、財政支援とは別に日本国内の国民意識を高めなければ、子育てそのものがしづらくなると指摘。谷原は「まずは女性活用の前に女性支援。そこかもしれません」とまとめた。

ただ、視聴者からは《蔑視すぎん?》《女性活用って何?》《凄い言葉だな》《女性活用って言葉はどうなんだ?》といったツッコミが相次いだ。

「きょうの谷原さんの発言に限ったことではないですが、『人材活用』ならともかく『女性活用』というワードが出ること自体、少し違和感が残ります。

行政の各種調査や著名メディアでも『女性活用』というワードをたびたび用いますが、では逆に『男性活用』と言われることはあるのか…。

他国と比べてジェンダーギャップが顕著とされる日本においては、男性が社会参画しやすく、女性が活躍しづらい社会であることは間違いない。

でも、それを『女性活用』という言葉を用い、是正を促すことには違和感を禁じ得ません」(ジェンダー問題に詳しい記者)

視聴者の意見が「発言の切り取り」と言われればそれまでだが、一言一句に気を使う配慮もあってしかるべきではあろう。

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