『ぼざろ』結束バンドの元ネタはナンバガ!? アジカン・ゴッチがアニメを大絶賛

『ぼざろ』結束バンドの元ネタはナンバガ!? アジカン・ゴッチがアニメを大絶賛

『ぼざろ』結束バンドの元ネタはナンバガ!? アジカン・ゴッチがアニメを大絶賛 (C)PIXTA

現在、大ブレイクしているバンドアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』。同作の元ネタとして知られる『ASIAN KUNG-FU GENERATION』の“ゴッチ”こと後藤正文が、アニメを視聴したようで、その音楽性について驚きの見解を示している。

大絶賛! ゴッチが語る「ぼざろ愛」

アニメファンたちに衝撃を与えたのは、ゴッチがホストを務めるポッドキャスト番組『APPLE VINEGAR -Music+Talk- 』。1月25日に配信されたEpisode47は、「ぼっち・ざ・ろっく!」をひたすら語る回となっていた。

そもそもゴッチは、「アジカン」楽曲の使用についてアニメサイドから連絡があったことから、作品を知ったそうだ。

そして実際に鑑賞すると、「ライブやバンドの描写がリアルで面白い」「小ネタもクスッとできて単純にアニメとして楽しい」「喜多ちゃんとぼっちちゃん、俺よりギターが上手いな…」と作品に没頭して観ることができたという。

他にも主人公の“ぼっちちゃん”こと後藤ひとりについては、派手な動きをせず、俯きながら超絶ギタープレイを行う姿に注目。福岡出身の伝説的ロックバンド『NUMBER GIRL』のギタリスト、田渕ひさ子に似ていると指摘した。

そして、そんなぼっちちゃんを擁する『結束バンド』自体が、「アジカン」よりもむしろ「NUMBER GIRL」に音楽性が似ていると指摘するのだった。

ぼっちちゃんに田渕の面影を感じている人も多かったようで、ネット上では《ナンバガの田渕ひさ子さんっぽいのめっちゃわかる!!》《プレイスタイルは完全にひさ子さんって公認が下りたやん…》《確かにギターと孤独と~のソロはひさ子っぽい》《やっぱそうだよな~よく見てんじゃん、ってなりました》といった声が相次いでいる。

「リアルぼっち」な元ネタのバンドマンたち

また同番組では、ゴッチがバンド活動で“ぼっち化”したことがある過去を振り返る場面も。「元々はバンドはイケてると思っていたのに、やっている内に変わり者、隠キャ扱いされて浮いていった」と、当時の思い出を回顧するのだった。

ちなみに「ぼっち・ざ・ろっく!」で主人公たちが活躍するライブハウスは、下北沢の『SHELTER』という実際の場所をモデルにしているのは有名な話。

しかしゴッチによると、実際に「SHELTER」は「周りから浮いているバンドにも居心地がいい場所だった」らしく、『ART-SCHOOL』など、同じ音楽性を指向するバンドが集まっていた思い出の地とのことだ。

そうした数々の出会いやバンドとしての活動を踏まえて、ゴッチは「バンドでも何でもいいけど、仲間と一緒に何かを作り上げるのは楽しい」「アニメを機にみんなにもそうした活動に興味を持ってほしい」というメッセージも語っている。

「結束バンド」はもはやアニソンという枠組みではなく、ロックバンドの正統な系譜として数えた方がいいのかもしれない…。

文=「まいじつエンタ」編集部

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