もはやVTuber以下? 浜崎あゆみの最新アルバムが売れない理由は…

浜崎あゆみ 

浜崎あゆみ 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

1月25日に発売された、浜崎あゆみの新アルバムの売り上げが伸び悩んでいる。VTuberに完敗し、発売から約1週間が経った今なお、その差は広がるばかりのようだ。

6年7カ月ぶりのリリースとなった浜崎の最新フルアルバム『Remember you』は、オリコンが発表した1月24日付のデイリーアルバムランキングで初登場3位、推定売上枚数は8508枚を記録していた。

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そして発売から1週間後に発表された、2月6日付の週間アルバムランキングでも結果はいまいち。初登場6位でトップ5を逃し、推定売上枚数も1万1317枚と、デイリーランキングから数千枚しか記録が伸びていない状況だ。

「デイリーランキングの2位には、VTuberグループ『ホロライブ』に所属する星街すいせいの2ndアルバム『Specter』がランクイン。推定売上枚数約1万5855枚と、浜崎を圧倒する差を見せつけています。

また週間ランキングでもその差は埋まらず、むしろ星街は推定売上枚数3万2811枚と着実に数字を伸ばしている模様。デイリーではまだ倍だった差が、今や3倍もの大差となってしまいました」(芸能ライター)

他のアーティストは順調なのに…

平成の歌姫と評されていた浜崎も、令和となった今ではVTuber以下の人気に成り下がってしまったようだ。

しかし彼女と同じ、あるいはそれ以上に息の長いアーティストたちは、今もなおトップレベルの人気を誇っている。いったいこの差は何なのだろうか。

「たとえば山下達郎は昨年6月に発売したニューアルバム『SOFTLY』が初週15万1千枚を記録し、オリコン週間アルバムランキングで1位を獲得。

また人気ロックバンド『Mr.Children』も昨年5月にベストアルバム『Mr.Children 2015-2021&NOW』、『Mr.Children 2011-2015』を発売して、オリコン週間アルバムランキングでそれぞれ約19万3千枚、約18万5千枚と好成績を残しました。

山下はストリーミングを解禁していないこともありますが、両者に共通している点といえば、ファン層がCDをよく購入する中高年層だということが挙げられるでしょう。

一方、浜崎の全盛期に曲を聴いていた当時のファン層は10~20代の若者で、この世代は現在のストリーミング時代にも上手く適応しています。

だからCDが売れないという可能性も考えられますが、彼女と同年代であるMISIAのベストアルバムは週間ランキング2位にランクイン。浜崎の人気低迷は、CD離れだけが原因ではないような気がします」(同・ライター)

かつて誰もが憧れた平成の歌姫は、令和の世には通用しないようだ。

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