マクド“チキンナゲットの大改悪”を発表!「鶏モモ肉ナシ」で別物化の懸念

(C)PJiiiJane / Shutterstock

日本マクドナルドによる〝チキンマックナゲットの原材料見直し〟の発表が、顧客に波紋を広げている。

同社は1月27日、公式HPに「商品の一部原材料の変更について」と題したお知らせを掲載。チキンマックナゲットの原材料を、2月販売分から改めると発表した。

【関連】マクドナルド“値上げ”が店舗に影響!「ランチタイムもガラガラ」報告相次ぐ ほか

これまで、ナゲットは鶏ムネ肉・鶏モモ肉・鶏皮の3種類を混ぜ合わせていたが、新たな原材料は鶏ムネ肉と鶏皮の2種類のみに。

理由に関しては、《食材の安全性・おいしさ・価格・サステナビリティなどにも配慮しており、原料の検討を重ねています。この変更は、マクドナルドのグローバル基準に合致するためのものです》と、意味不明な説明を行っている。

「それっぽいことを言って煙に巻いていますが、早い話が原材料の高騰によるコストカットでしょう。しかし、ムネと皮のみではジューシーさに欠けるパサついた食感になりがちですし、品質の低下による顧客離れは必至です」(週刊誌記者)

値上げと品質ダウンのダブルパンチに怒りの声

ネット上にも、《大幅値上げしつつ質は低下 もう駄目だなここ》《本当に貧乏臭い話しか聞かないな》《ただのパサパサナゲットなるけどええんか》《後付けでなんかもっともらしい言い訳をしてんのが鼻につく》と懸念する声が噴出。

また、ナゲットは1月に値上げされたばかりのため、値上げと品質ダウンのダブルパンチだとして《何処のマクドナルドもアホみたいに混んでるから足元見られてるんやろな》《値上げして原材料もケチるって流石に舐めすぎやろ》《値上げしたよな? さらに質も下がるとか衰退国すぎる》といった怒りも見られている。

「円安やそれに伴う原材料費、調達コストの高騰によって、飲食業界はどこも火の車。マクドとて例外ではなく、今やあのペラペラでうっすいプレーンのハンバーガーが170円もします。

これはナゲットも同じことで、低価格に抑えようとしたら、原材料を見直すか個数を減らすかの二択を迫られるのは当然。

値上げが青天井で許されるなら品質も維持できますが、それはケチな銭ゲバ根性の染み付いた顧客が許しませんしね」(前出・記者)

もしかするとこれが、コロナ禍以降、業績好調な同社の転換点になるかもしれない。2012~16年頃の不調に逆戻りしてしまうのだろうか。

【あわせて読みたい】