ユニクロ『名探偵コナン』コラボが頼みの綱? 描き下ろしTシャツは吉と出るか…

(C)NP27 / Shutterstock

大手アパレル『ユニクロ』が展開するTシャツシリーズ『UT』の新作に、漫画・アニメオタクたちが大きな期待を寄せているようだ。

2月6日、同社は4月発売の新作として、アニメ・漫画ともに大人気の『名探偵コナン』とのコラボTシャツを発売すると発表した。

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公開されたラインナップには、主人公の江戸川コナンや、女性に人気の安室透などをデザインした、ファン垂涎のTシャツがズラリ。

厳選された原作カットとTVアニメの一コマをプリントしたTシャツが、わずか1500円という低価格で提供される。

特に注目を浴びているのは、作者である青山剛昌の描き下ろしデザインだ。

これは、ファンの間で〝神回〟と称される、第176話~第178話にかけて放送された『黒の組織との再会』で、コナンが灰原哀に自身のメガネをかける、名シーンを使用したもの。

作者自ら手掛けたデザインとあれば、喜ばないファンはいないだろう。

好感度回復に必死なユニクロ

実際に、今回の発表を受け、ネット上は《ユニクロとコナンがコラボしたTシャツ神デザインばかりで驚いた》《コラボTシャツどうせそんな期待できんやろと思ってたらまさかの青山先生の絵が使われてて目ん玉飛び出たわ》《在庫たくさん確保してくれ…》《メンズサイズしかなくても絶対買います》《クソコラボばっかりなのにたまにはやるやん》など、大興奮の坩堝と化している。

「ユニクロはこれまでのコラボでことごとく失敗しています。

昨年9月、90年代の若者を魅了した『HELMUT LANG(ヘルムート ラング)』とコラボをした際は、同ブランドが得意とするデニムをメインにしたアイテムを販売したものの、〝ユニクロナイズドされすぎている〟といった点で落胆の声が相次ぐことに。

12月に発売したラグジュアリーブランド『MARNI(マルニ)』とのコラボでは、本来のユニクロのイメージにそぐわない派手さが目立ち、わずか一カ月で値下げ祭りとなりました。

それだけでなく、社会現象を引き起こしたアニメ『SPY×FAMILY』や、長い歴史を誇るゲーム『ファイナルファンタジー』とコラボをした時ですら、《デザインがダサい》とドン引きの声が上がりました。

ハイブランドに手を出すよりはマシですが、コナンの描き下ろしTシャツに願掛けしている感が否めません」(ファッション誌ライター)

ユニクロの好感度低下は、何もデザインだけのせいというわけではない。チベット・ウイグルの強制労働問題や、庶民価格がウリだった一部アイテムを、円安の波に逆らえず、昨年12月に値上げしてしまったことも消費者離れに拍車をかけた。

今回こそはファンの期待に応えてほしいものだ。

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