『鬼滅』『呪術』ファンはニワカ!? 諏訪部順一が“新キャラCV予想”にチクリ

『鬼滅』『呪術』ファンはニワカ!? 諏訪部順一が“新キャラCV予想”にチクリ

『鬼滅』『呪術』ファンはニワカ!? 諏訪部順一が“新キャラCV予想”にチクリ (C)PIXTA

漫画作品などがアニメ化される際、ファンたちは原作のキャラクターをどの声優が演じるのか予想することが多い。そんな中、人気声優の諏訪部順一が“かわいそうな出来事”に見舞われてしまったことが話題を呼んでいる。

新キャラのCV予想で挙がる諏訪部の名前

先日、諏訪部は自身のツイッターで、《いまだに鬼滅や呪術の新キャラCV予想に名前が挙がるのは、光栄ではあるが…爪痕ちゃんと残せるようにもっと頑張らねば!と身が引き締まる思いです》という文章を投稿した。

諏訪部といえば、『テニスの王子様』シリーズの跡部景吾や、『Fate/stay night』のアーチャー役など、数々の人気キャラクターを演じてきた男性声優。いわゆる“イケメンボイス”が魅力的な男性声優を挙げていけば、まず間違いなく彼の名前が出てくるだろう。

そのため『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』のファンたちは、まだアニメで登場していないキャラクターの声に関して、「諏訪部さんに演じてもらいたい!」という願望を爆発させているらしい。

しかし問題なのは、諏訪部がすでに「鬼滅の刃」と「呪術廻戦」の両方に出演していること。「鬼滅の刃」では鼓を使って攻撃する元十二鬼月の鬼・響凱、「呪術廻戦」では“呪いの王”とも呼ばれる宿儺をそれぞれ演じていた…。

“中の人が見えない”のは理想の声優?

つまり諏訪部は両作品に出演しているにもかかわらず、アニメファンたちの新キャラCV予想に巻き込まれてしまったということだ。先日のツイートには、そんな彼の自虐が垣間見える。

超人気声優が明かした意外な出来事に、ファンからは《思い切り爪痕残されていると思いますが…》《訪部さんと気づかれないほどに多彩な表現力とお声だったのでは?》《もっと諏訪部さんの演じるキャラが見たい! という気持ちが皆さんの中にあるからだと思います》《諏訪部さんの両面宿儺すきです》といった励ましの声が寄せられていた。

その一方、諏訪部自身も別のツイートにて、《キャラは視聴者の心の中にしっかり爪痕残してるけど、演者は失念される…… 声優としては、だがその方が理想的なかたちかもしれない》と発言しており、この出来事をポジティブにも受け止めているようだ。

たしかにアニメのキャラクターがそれ単体として受け入れられ、“中の人が見えない”ことは、まさに理想の演技と言えるだろう。

そもそもアニメファンと声優ファンは、似ているようで別の存在。たとえ宿儺の担当声優を知らない「呪術」ファンがいても、不思議ではないのかもしれない。

文=大上賢一

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