日本の恥…『報道ステ』トルコ地震中継に批判「救助の邪魔をするな!」

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テレビ朝日の看板番組『報道ステーション』に批判の声が殺到した。〝エセ正義〟〝人命軽視〟などという厳しい声も散見されているというから、穏やかではない。

2月8日の放送で、番組はトルコ南部の大地震に関連して現地から中継を行った。

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「現地の日本人記者は、倒壊したビルらしきそばから中継。その惨状は画面からも見て取れました。それを、より誇張して伝えたかったのでしょう。明らかに大声で話すのが分かりました」(テレビ雑誌編集者)

この地震は隣国のシリアにも及び、中継時点で1万人以上の死者が出る非常事態となった。

「記者によると、スタジオとのやり取りに対し、『生存者の声を聞くために静かにして!』と注意をされたといいます。

そのまま一度、中断するのかと思いきや、記者はマイクに口を近づけて小声でしゃべり続けたのです。見ている視聴者は呆れたと思いますね」(同・編集者)

現地の救助隊が、瓦礫の下敷きになっている人々の声を聞き洩らすまいと必死な様子が容易に想像できる。つまり、ここでしゃべり続けること自体が、救助の妨げになっているわけだ。

まさかの“追加質問”にドン引き…

「この日のスタジオのMCは、テレビ朝日の小木逸平アナ。現地の記者が小声でしゃべり終えると、何と小木アナは記者に追加質問。再び記者がしゃべり始めたのには、本当に驚きました」(同)

番組のメインMCである大越健介キャスターはウクライナ取材でスタジオ不在。そのため、この日は小木アナと記者という形だった。

「積極的な報道姿勢と言えば聞こえはいいのですが、小木アナはしばしば、大越キャスターがしゃべっているときでも横から入って勝手にまとめたりする。

大越キャスターがムッとしていることがよくあります。地震という非常時でしたが、その短絡さがモロに出たのでしょう」(同)

それにしても、どうして小木アナは中継を切るような指示を出さなかったのか。

「この日の報ステはフィリピンからの特殊詐欺グループの強制送還、大越キャスターのウクライナ取材、トルコ南部の地震がニュースの柱でした。

結局、テレビは映像が命ですから、大災害や惨事であった方が視聴者ウケする。だから質問で中継を長引かせようとしたのでしょう。批判の声が上がるのも当然ですね」(週刊誌記者)

大きな地震を何度も経験している日本の番組がこれでは…。「日本の恥」と陰口されても仕方がないのかもしれない。

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