東京観光大使“VTuber起用”に反発…都の不祥事もみ消しとのウワサも

小池百合子 

小池百合子 (C)まいじつ 

2月8日に東京都が、東京観光大使によるPR活動の実施を発表。様々な業界の著名人が大使に任命されたのだが、そのうち3名が『ホロライブ』所属のVTuberであると判明した。

過去に行政のVTuber利用が問題視されていたこともあり、今回も疑問の声が広がっている。

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東京観光大使に任命されたのは、タレントのハリー杉山や『シャネル』日本法人取締役会長のリシャール・コラス氏、俳優の別所哲也など計16名。彼らは2月13日の就任式をもって、東京のPR活動を開始していくという。

経歴や肩書もさまざまで、実に個性的なメンバーが揃ったのだが、「ホロライブ」のさくらみこ、森カリオペ、がうる・ぐらの起用を疑問視する人も。

全員女性VTuberということも相まって、《VTuberが東京の観光大使って…。マジ東京都ズブズブというか最悪なんだが》《女性VTuberを性的搾取だと思ってるフェミと東京都の熱い戦いが展開されそうだな》など、冷ややかなコメントが寄せられている。

しかし、行政がVTuberを広告塔に使って批判を集めたのは、今回が初めてではない。

「Colabo」問題のもみ消しを図っている可能性も…?

2021年11月に埼玉県は、県のPRにVTuberを起用するプロジェクトのオーディションを実施。そして埼玉バーチャル観光大使に、胸元がハート型にくり抜かれたノースリーブ姿でお馴染みの春日部つくしが選ばれた。

これに対してネット上では、《好きに活動すれば良いと思うけど、行政が媚びるのはいかがなものかと思う》《オタ向けの絵を公共機関が使うなよ》といった厳しい意見が数多く寄せられていた。

やはり世間一般の人にとって、まだまだVTuberとは異質な存在なのだろうか。行政がVTuberを起用すると、オタクにすり寄っていると批判する人もいれば、女性の性的搾取だと激怒する人もいる。

さらに飛躍して、あらぬウワサを立てる人も…。

「東京観光大使のVTuber起用には、一般社団法人『Colabo』の会計問題が絡んでいるのでは、と邪推する声も見受けられます。

東京都が若い女性の支援業務を委託してきた『Colabo』は、昨年末から会計処理を巡って大きな注目を集めていました。

しかし、これに小池百合子都知事がほとんど言及しておらず、世間ではニュースの風化を狙っているのではないかといった声も上がったのです。

VTuberを観光大使にするという話題性抜群のトピックをぶつけることで、世間の目を逸らそうと考えているのでしょうか」(時事ライター)

「ホロライブ」のVTuberたちは、どんな方法で東京をPRしていくのか。彼女らの活躍に期待したい。

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