裁判沙汰からわずか1年で復帰! 朝ドラ『ブギウギ』準主役に抜擢された俳優は…

水上恒司 

水上恒司 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

2021年に事務所トラブルが報じられ、裁判沙汰になるほどの泥沼劇を繰り広げた俳優「岡田健史」こと水上恒司。彼の芸能活動に、一筋の光が差し込んでいるようだ。

2月14日、今年秋から放送されるNHK朝ドラ『ブギウギ』の第2弾キャストが発表された。そこに水上の名前があり、なんと、役どころはヒロインの恋人役という準主役級。見事に大役を掴む形となった。

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この一報に、ネット上には《干されるんじゃないかと思ったけど、滑り出しは順調だ》《大手辞めた直後なのにいい役もらえるの》《同じ事務所だった高杉真宙くんと何が違ったんだろうって心配してた》といった反応が広がっている。

というのも、水上のトラブルは裁判沙汰にまで発展し、今後の活動が危ぶまれるほどこじれていたのだ。

「水上は芸名の岡田健史を名乗っていた21年、当時の事務所に対し、残り2年あった契約の解除を申し出ました。

しかし、事務所側はこれを拒否し、水上側は弁護士を立てて提訴。『岡田』という芸名は社長の名前から取ったものですから、それほど期待をかけていた〝秘蔵っ子〟の退所は許し難かったのでしょう。

事務所社長は、過去にタレントへのセクハラやパワハラが報じられている〝渦中〟の人物ですから、なかなか注目度の高い騒動になりましたね」(芸能記者)

芸能ムラの慣習に変化? 変わっていないのは…

裁判の結果、水上は23年3月末の契約満了まで事務所に所属し、その後は契約更新しないことで合意・和解が成立。

しかし、和解からちょうど1年後の昨年8月31日、契約終了を前倒しして、本名の水上恒司として活動することを報告。9月からは別の事務所と業務提携を結んでいる。

「ドラマは秋から放送開始ですから、あれだけ揉めた割に、空白期間は1年ということになりますね。大手事務所と敵対したにしては、異例の早期復帰と言えます。

やはり、NHKは公共放送のため、事務所といった芸能ムラの顔色をそこまでうかがわなくて良いのでしょう」(週刊誌記者)

そもそも、こうしたしきたりも、ここ数年は変わってきている。変化がないのは、あの大手事務所くらいだ。

「タレントの移籍・独立問題に関しては、公正取引委員会が動くなど、ここ数年で古い業界にも変化が見られています。

『シブがき隊』や森田剛など、円満退社でないとメディア露出が難しいとされているジャニーズ事務所ですら、最近は近藤真彦や草彅剛がゴールデンに出るなどしていますからね。

こうして業界の慣習がどんどん変わっていく中、未だ封建的なのは吉本興業くらい。あそこは今なお宮迫博之らを許さず、加藤浩次や友近といったエージェント契約組も冷や飯を食わされていますから」(同・記者)

朝ドラをきっかけにブレークとなれば、旧事務所を見返すことができるだろう。

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