安藤美姫が“りくりゅう”を絶賛「絆や努力の結晶が形に…」

安藤美姫

安藤美姫 (C)まいじつ

フィギュアスケート元世界女王の安藤美姫が2月18日、都内で開催された三井不動産株式会社のアイススケートアカデミーに登壇。失敗を乗り越える秘訣や、フィギュアスケートについて語った。

同社は2016年から〝BE THE CHANGE さぁ、街から世界を変えよう。〟というスローガンを掲げ、スポーツの力を活用した街づくりの一環として、一流アスリートによるスポーツアカデミーを開催。同イベントは、その一環として行われた。

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昨年は新型コロナウイルスの影響により、オンライントークイベントとして実施されたが、今年は晴天の中、小学生を対象としたスケート教室を実施。安藤自らが講師となり、初心者である参加者に合わせてアイススケートの魅力を伝えるレッスンを行った。

スケートリンクの感想を尋ねられると安藤は、「最近は屋外のリンクが増えましたが、ここは都会の真ん中、ちょっと高い所にあって不思議な空間。気持ちがいいです」と笑顔でコメント。

続けて、レッスンに参加した子どもたちから質問が寄せられた。「失敗を乗り越える方法」については、「頑張って上手に滑ろうとか、いつも以上に頑張ろうと思わず、練習を本番、本番は練習と思っていました。たとえ失敗しても、苦手なことは練習するのみ。代わりに、表現力やスピンなど〝得意なことを見せる〟というイメージを持つといい」と語った。

安藤美姫が9歳で抱いた夢

「やってみたかったスポーツや仕事」については、「9歳の時にスケートを始めて、そのままスケートの先生になるのが最大の夢でした。今は、スケートの選手にいろいろなことを教えに行ったりとちょっとずつ夢が叶っています」と振り返った。

『四大陸フィギュアスケート選手権』で、日本ペア史上初の優勝を飾った〝りくりゅう〟こと三浦璃来と木原龍一のグランドスラムについては、「いままでそれぞれが違うパートナーと組んでいたのに、ふたりが出会って…。日本の選手がメダルを取るのは素晴らしいこと。

以前、カナダ人と日本人のペアもいましたが海外の選手のほうが背丈や筋力で長けているので、『日本人同士のペアでメダルを取るのが考えられない』といわれていた。だけど、木原選手が成長し、2人の信頼関係が強さになってメダルにつながっている。

結果以上に2人の絆や努力の結晶が形になっていると思う。ロシアはトップ選手が揃っているわけではありませんが、トップ選手が戻ってきても、あの2人はいい結果を残せると思います」と称賛した。

最後に、「トップ選手だけでは競技は成り立たない、それぞれの選手に魅力があるのがフィギュアスケート。一目瞭然ではわからないのが面白いスポーツです。技術も大事ですが音楽、衣装、女性スケーターだとメークと楽しみがある。私は、これからもフィギュア全体を魅力として伝えるスタンスでやっていきます」と意気込み、イベントを締めくくった。

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