日曜劇場『Get Ready!』ツッコミどころ満載の“イジメ自殺”に呆れ声

妻夫木聡

妻夫木聡 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

妻夫木聡主演の日曜劇場ドラマ『Get Ready!』(TBS系)に呆れ声が殺到している。2月19日放送の第7話で、胸糞バッドエンドが描かれたのだが、そのストーリーが酷すぎだという。

法外な報酬と引き換えに、違法なオペをする闇医者チームを描いた同作。演出は映画、ドラマ、舞台で幅広く才能を発揮する鬼才・堤幸彦氏が担当している。

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第7話では、校舎から飛び降りて意識不明の重態となった女子高生・望月遙(畑芽育)の手術をすることに。

遙の友人・岡田夏美(池間夏海)は、自殺の原因がクラスメイトで学園理事長の娘・西島里佳(竹内カンナ)からのいじめだったと訴える。そこで里佳のいじめの瞬間を撮影することで、理事長を脅し、手術代の1億円を用意した。

しかしこれは実は、夏美と里佳が仕組んだウソ。遙をいじめていたのは、担任の林(前田亜季)で、林は理事長と不倫関係。二人を追い詰めるために、里佳はわざといじめの瞬間を撮られたフリをして、その代償を理事長の父に背負わせたのだ。

「自殺試みたのに全然無駄」

だが物語はこれで終わらない。手術で意識を取り戻した遙は、その足で林を刺す。いじめの復讐を果たしたのだった…。

「なんか物語が二転三転してドヤっている雰囲気がありますが、このストーリーは穴だらけ。

まず、遥は飛び降りをする際、いじめていたやつをこれで追い詰められるといっていたのに、遺書も何も残していなかったため、ただの無駄死にもいいところ。クラスメイト2人の助けがあって、なんとかその行動が身を結んでいただけ。何がしたかったのか意味不明。

また、刺そうとするだけの強烈な殺意があるのに、一度自殺を試みた理由も意味不明。

〝わざといじめの瞬間を撮られたフリ〟についても、理事長と林の関係という弱みを握っていてなぜそこまで回りくどいことをするのか意味不明」(芸能記者)

ネット上でも《自殺試みたのが全然無駄じゃん、何で告発しなかった》《とりあえずブラックな終わりにしたらええやろの精神》《自殺未遂した意味あったの?》《無駄にフラグ立てて回収しないの本当にやめてほしいわ》《理事長と女教師の愛人関係をバラした方が良かったやん》など、無駄に胸糞展開にしたことに呆れ声が殺到している。

このストーリーでドヤれるのは中学生までだ。

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