『ジャンプ』次の打ち切り候補をめぐって大激論! Adoの願いは叶わないのか

『ジャンプ』次の打ち切り候補をめぐって大激論! Adoの願いは叶わないのか

『ジャンプ』次の打ち切り候補をめぐって大激論! Adoの願いは叶わないのか (C)PIXTA

『週刊少年ジャンプ』では定期的に連載ラインナップの改編が行われ、人気のない作品から容赦なく打ち切られていく。現在、読者たちは次なる打ち切りの“最有力候補”をめぐって、さまざまな議論を交わしているようだ。

打ち切りラッシュがスタート?

ここしばらくの「ジャンプ」は安定期に入っていたが、2月20日に発売された最新12号で、久しぶりの打ち切り作品が登場。約2年半続いた仲間りょうのギャグ漫画『高校生家族』が、完結を迎えてしまった。

そこで次なる打ち切り作品の予想が盛り上がっているのだが、やはり論拠となるのは、読者アンケートを反映すると言われる掲載順。「高校生家族」も最近は掲載順が後方に偏っていたため、打ち切りを妥当と見る人も多い。

平均的な掲載順でいえば、連載ラインナップの中でトップクラスに危険性が高いのは、仲間只一の『大東京鬼嫁伝』だろう。

同作は主人公・花札進太の貴重な血を求めて、妖怪女子たちが集結する…というハーレムラブコメだ。掲載順はかなり落ち込んでおり、ワースト5の常連となっている状況。ストーリーも山場を迎えている雰囲気で、このまま完結に向かってもおかしくはない。

ジャンプ読者の間では、《大東京鬼嫁伝の打ち切り臭よ…》《鬼嫁伝は話の流れ的に終わるなぁって感じがする》《まだまだ続いて欲しいけど愛火を助け出して終わりを迎えそう》と予感する声が上がっている。

クリエイターたちに大人気の異色漫画

また、マポロ3号の『PPPPPP』も打ち切りの危機を囁かれている。掲載順でいえば、こちらもワースト5の常連だ。

同作は、2021年9月にスタートしたピアノ漫画。「ジャンプ」では珍しい作風ということもあり、一部に熱狂的なファンが多く、人気歌い手のAdoや漫画家の宇佐崎しろからも絶賛されてきた。

実際にコミックスの発行部数も好調で、2023年1月に発売された単行本6巻の帯によると、累計発行部数は40万部を突破しているという。打ち切りどころか、ヒット作と言っていい数字だ。

しかし読者アンケートには結びつかないのか、掲載順はずっと低迷したまま。良くなる兆候もないため、ジャンプ読者の間では打ち切りが懸念されている。

ただ、ファンたちは《PPPPPP打ち切ったら編集部マジで許さん》《打ち切りはもったいなさすぎる。アニメ化したら絶対もっと人気でるからね!?》《マジで面白すぎて打ち切りになったら皆で抗議しにいこう》と、打ち切りを受け入れるつもりは毛頭ないようだが…。

以前、Adoは《PPPPPPがアニメ化するまで諦めない》とツイートしていたが、その夢は叶うのかどうか。次号以降の紙面に注目したい。

文=野木

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