『大病院占拠』文化祭ノリの鬼たちにドン引き! 緊張感ゼロでストーリー崩壊

櫻井翔 

櫻井翔 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

B級感が全開の作風がクセになると一部で評判を呼んでいる、『嵐』櫻井翔主演の連続ドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系)。これまでギリギリのところで保っていた緊張感が、ついに切れてしまったと落胆の声があがっている。

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鬼の面をかぶった武装集団に界星堂病院が占拠され、神奈川県警の武蔵三郎(櫻井)が、人質となった医者で妻の裕子(比嘉愛未)を救うために奔走していくストーリー。

2月25日に放送された第7話では、武蔵は爆弾が仕掛けられた横浜北署の取調室で、界星堂病院の院長・播磨(津田寛治)を取り調べる。

1時間以内に全てを自供しなければ木っ端みじんになってしまうが、播磨はすっかり恐怖に震え、まともに話ができる状態ではないようだ。

爆破時刻寸前、恐怖が頂点に達した播磨はついに口を開く。「すべてはP2計画のためだった」と…。その言葉を聞いた青鬼(菊池風磨)は満足して爆弾を停止するが、茶鬼の雄吾(大水洋介)が神奈川県警刑事部捜査一課特殊班(SIS)との銃撃戦の末に命を落としてしまう。

鬼たちは激しい怒りと涙をこらえ、「雄吾のためにも必ず目的を果たす」と再び志を一つにするのだった…。

「共感性羞恥でゾワゾワする」

「今回のストーリーでは、病院占拠をする前日の鬼たちの様子が描かれました。

鬼たちはまるで大学の文化祭前日のようなノリで、『いよいよ明日だな』『じゃあ挨拶ー!』『フゥー!』『ぃよっ! 待ってました!』などと楽しく酒を飲み交わしていました。

鬼たちも残酷非道な集団ではなく、ただの人…というシーンとして描きたかったのでしょうが、あまりにも軽いノリに視聴者はげんなり。

鬼たちは意識高い系の犯罪をしているのに、中身がチャラチャラしていたので冷めたようです」(芸能記者)

このシーンをめぐって、ネット上には《こんな部活ノリの熱量の人間が復讐なんて出来るわけないだろ》《鬼がキャッキャしてるシーンなんか寒い》《共感性羞恥でゾワゾワする》《鬼になって復讐するのに宴会騒ぎなのよくわからん》《きっついノリだなこれ》と呆れ声が飛び交っている。

そのせいもあって、今回、鬼の一人が死んだが、視聴者からは悲しむ声がほぼナシ。大失敗の脚本と言えるだろう。

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