広瀬すず『夕暮れに、手をつなぐ』歴史に残るクソドラマに…良い所が1つもない

広瀬すず 

広瀬すず 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

近年稀に見るクソドラマと名高い、広瀬すず主演の『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)。物語がクライマックスに向けて進むにつれ、視聴者がどんどん置いてけぼりになっている。

このドラマは、九州の田舎で生まれ育った空豆(広瀬)と、作曲家を目指す音(『King & Prince』永瀬廉)の2人が繰り広げる「世界で一番美しいラブストーリー」…と公式サイトで宣伝されている作品。

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ベテラン脚本家・北川悦吏子氏が体調不良の中、プロデューサーに懇願され、なんとか書き上げたという。

2月28日放送の第7話は、空豆と音が、公園で歌姫の菅野セイラ(田辺桃子)に出会う。ひとつ屋根の下で一緒に暮らし、お互いが夢を追っているが故に、なかなか自分の気持ちに素直になれない空豆と音の関係に、突然セイラが加わることに。

空豆は、音とセイラが一緒にいる姿を見るたび、夢を追う音を応援しながらも自分の気持ちに戸惑うのだった…。

「同作で一番問題なのは、とにかくとんとん拍子にコトが進むこと。物語中盤で空豆が突然ファッションデザイナーの道に進むことになると、ド素人なのに天才だと評価されて、あっという間に一目置かれる存在に。

まったく苦労することなく、やりたい放題に仕事場で大暴れ。先輩社員にも平気で喧嘩を売るなど、とにかく生意気。応援できる要素がゼロなのです」(芸能記者)

本当に本当につまらない駄作?

同作はそもそも、ドラマの作り方として、根底からおかしいという。

「視聴者が物語の主人公を応援できるのは、陰で必死に努力していたり、芯が強かったり、辛い目に遭ったことを知っているから。しかし、ファッションデザイナーに関して、空豆はそんなバックボーンが全くない。

才能と思いつきだけで大活躍して、生意気なことばかり言う。さらに、自分は人にガミガミ言うくせに、少し傷つけられると簡単に凹むメンタルの持ち主。ファッションデザイナーの話にするなら、序盤でもっとそれらしい要素をいれておけばよかったのに、中盤で唐突に入れているから、そもそもストーリーが破綻している。

すでに7話もやっているのに、まだ2話かと思うほどに内容がペラい。第7話でデザイナーとして大成功しましたが、それまでの積み上げがないから全く盛り上がらない。

7話もやって、こんなに主人公に肩入れできないドラマも珍しい。むしろ、回を重ねるごとにどんどん嫌いになる。第1話の登場シーンが、空豆の好感度のピークでした。

演出に関しても、ストーリーが小学生向け漫画レベルの稚拙さなのに、無駄に意識高い絵作りをしているのでチグハグです」(同・記者)

北川氏が体調不良でなければ…と悔やまれる作品だ。

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