波留の新ドラマも爆死確定?『スタンドUPスタート』視聴率壊滅の本当の理由

竜星涼 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

人気若手俳優・竜星涼が主演を務める連続ドラマ『スタンドUPスタート』(フジテレビ系)の第7話が、3月1日に放送された。

平均世帯視聴率は2.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)で大爆死したことが判明。なぜここまで視聴者に避けられているのだろうか。

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同作は、自称〝人間投資家〟の主人公・三星大陽(竜星)が、「資産は人なり」「資産を手放す投資家はいない」をモットーに、社会でうまくいかず、課題を抱えている人達に、「スタートアップ(起業)しよう!」と声を掛けていく物語だ。

同ドラマの視聴率は初回から4.1%をマークし、制作スタッフに激震が走った。以降も3.8%、3.7%、3.2%、3.4%、3.3%と一向に振るわず、ついに第7話で衝撃の2%台に突入する緊急事態となっている。

もちろんドラマ内容やキャスト、宣伝方法にも不満の声が寄せられているが、根本的な原因は他にある。

『ショムニ』『リーガルハイ』を放送していた枠が…

「フジテレビは水曜22時枠で、何度もドラマを放送してきました。これまでに『ショムニ』や『リーガルハイ』第2シリーズなどの人気作品が放送されてきましたが、高視聴率だった作品は一握りだけ。視聴率低迷に喘ぎ、枠を潰して復活して…を繰り返しているのです。

昨年4月に第4期としてドラマ枠が復活し、間宮祥太朗主演の『ナンバMG5』が放送されました。初回と最終回で6%台。視聴率的には成功は言えないものの、見逃し配信の再生回数が民放全番組中1位を獲得するなど、好評を博しました」(ドラマライター)

しかし、次クールに放送された町田圭太の『テッパチ!』は爆死。『ナンバMG5』の後ということもあってか、初回こそ7.6%と好発進だったものの、そのまま4%台に下落した。

また、その次に放送された『Hey!Say!JUMP』山田涼介の『親愛なる僕へ殺意をこめて』も最低視聴率2.5%を記録。だがこの数字は、裏でサッカーW杯の日本対ドイツ戦がNHKで放送されていたため、仕方ないとも言える。

「水曜22時はTBS系で人気バラエティー『水曜日のダウンタウン』が放送されている。しかし、『スタンドUPスタート』が2.5%を記録した日、TBSでは21時から2時間特番が放送されていた。

『TVer』で今期ドラマのお気に入り登録人数を比較すると、日本テレビ系の『ブラッシュアップライフ』が113.9万人、『大病院占拠』が72.2万人、『リバーサルオーケストラ』が49.2万人。一方、『スタンドUPスタート』が27.0万人と大きな差がついている。

『リバーサルーー』は『スタンドUPスタート』の裏番組だし、視聴者がフジテレビの水曜ドラマ枠についてない。ドラマは視聴習慣が大切であり、内容がなくてもTBSの日曜劇場が数字だけいいのは、『半沢直樹』などの大ヒット作を生み出したおかげで、視聴習慣がついたから。ドラマ枠を作ったり、潰したりしていたら、視聴者がついてこないのも当然。フジの水10といえば、バラエティーをやっていたイメージが残っている人も多くいるだろう」(テレビ誌ライター)

フジテレビ水曜ドラマは、4月から波留主演の『わたしのお嫁くん』が放送される予定。このまま低視聴率のDNAを受けついでしまうのだろうか。

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