子安武人『幸福の科学』から解放!? 大川隆法氏の訃報に声優ファンの反応は…

子安武人『幸福の科学』から解放!? 大川隆法氏の訃報に声優ファンの反応は…

子安武人『幸福の科学』から解放!? 大川隆法氏の訃報に声優ファンの反応は… (C)PIXTA

3月2日、宗教法人『幸福の科学』の総裁として知られる大川隆法氏が逝去したことが分かった。

その道では知らない者がいない超大物の訃報だが、なぜかアニメファンたちは声優・子安武人の今後について気をまわしているようだ。

「幸福の科学」アニメにおける定番声優

そもそも「幸福の科学」は本尊、エル・カンターレを自称する大川氏を総裁として、1986年に立宗された新興宗教だ。

メディアに取り上げられる機会が多い上、布教のために漫画やアニメを多数制作していることから、アニメファンの知名度も高い。

一方で子安は、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのディオ・ブランドー役や『銀魂』の高杉晋助役などで知られる大人気声優。

これまでに数えきれないほどの作品に出演してきたが、その中には「幸福の科学」のアニメも含まれていた。

まず子安は1997年、「幸福の科学」の劇場アニメシリーズの第1作目にあたる『ヘルメス 愛は風の如く』で、主人公役を担当。

それ以降も『太陽の法』『黄金の法』『永遠の法』というエル・カンターレ3部作などに出演し、さまざまな役柄を演じている。

最も有名な出演作品は、大川氏の小説を下地として制作された2009年の長編アニメ『仏陀再誕 the REBIRTH of BUDDHA』だろう。

大々的にメディアで宣伝され、いろいろな意味で話題になった同作にて、子安はメインキャラクターである若き宗教家・空野太陽を演じていた。

その演技は「幸福の科学」関係者からも太鼓判を押されていたようだ。

熱心な信徒からは《エル・カンターレの大きさを表現できる希有な声優》と高く評価されているほか、大川氏が「自分の前世の声」と評したというウワサもある。

今までのイメージを脱却するチャンス?

なお、子安自身はあくまで仕事としてオファーを受けていただけらしく、「幸福の科学」の信者ではないと否定していた。

とはいえ、あまりに出演作品のイメージが強いことから、大川氏の訃報に接して、子安について連想する声優ファンも少なくない。

SNS上では、《子安武人がエル・カンターレから解放されるんかどうかが気になる》《子安の大川エル・カンターレがもう観られなくなるなんて》《子安が解放されるのか》《子安さんの仕事が減ってしまう》といった声が上がっている。

だが、実際には主人公・獅子丸翔役を演じた2012年の長編アニメ『神秘の法 The MYSTICAL LAWS』以来、子安の出演は途切れているようだ。

具体的に言うと、2015年の『UFO学園の秘密』から続く『宇宙の法—黎明編—』『宇宙の法-エローヒム編-』などに、子安の名前はクレジットされていない。

一説によると、「幸福の科学」での仕事を自らネタにした発言がきっかけで、“干された”とも言われている。

今後の教団運営がどのような方向に向かうのかは分からないが、子安をふたたびアニメに起用する流れがあるのかどうか、気になるところだ。

文=「まいじつエンタ」編集部

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