『Get Ready!』日曜劇場の黒歴史に? 低視聴率のまま最終回へ

妻夫木聡 

妻夫木聡 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

現在放送中の妻夫木聡主演の日曜劇場ドラマ『Get Ready!』(TBS系)が、全く盛り上がらないまま最終回を迎えようとしている。

法外な報酬と引き換えに、違法なオペをする闇医者チームを描いた同作。演出は映画、ドラマ、舞台で幅広く才能を発揮する鬼才・堤幸彦氏が担当している。

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3月5日に放送された最終回直前の第9話は、番組ワーストの世帯平均視聴率8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。このままでは、最終回も当然、二ケタ割れが予想されるという。

「第4話以降、視聴率はずっと一桁。後半になるにつれて盛り上がってくるストーリーならまだしも、『Get Ready!』は一話完結型のため、最終回だけ盛り上がるということもないでしょう。

そもそも、主人公の〝因縁の相手〟に関しても、第9話で全て解決。その9話が、番組ワーストを記録したくらいですから、本当に盛り上がっていない」(芸能記者)

レベルが低すぎる脚本と演出

責任は、脚本と演出にあるという。

「妻夫木をはじめ、藤原竜也や松下奈緒、鹿賀丈史のレギュラー陣に加えて、単発ゲストに池松壮亮、柄本明、沢村一樹などを呼ぶなど、キャストは豪華。

一方で、脚本は中学生が書いたかと思うような低レベルかつ、意外性ゼロのストーリー。このキャストでなければ、B級の特撮ヒーロードラマに成り下がっていたことでしょう。

演出に関しても、堤氏が気に入っていると思われる、胡散臭い占い師の描写や、女警察官がやたらと転ぶギャグシーン、病院の連中が駄弁るシーンがことごとく滑っている。にもかかわらず、毎週ブッこんでくるのです。

ここがもう少し面白ければ、評価は全く変わったはず。今作は、警察側のシーンと、病院側のシーンが苦痛レベルに酷かったので、警察・病院・闇医者チームの三つ巴の勢力図が完全に崩壊していました」(同・記者)

日曜劇場の歴史に残る失敗作になりそうだ。

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