またもサンジの尊厳を破壊!?『ONE PIECE』1077話で不吉な“怪物化”の予兆

またもサンジの尊厳を破壊!?『ONE PIECE』1077話で不吉な“怪物化”の予兆

『ONE PIECE』105巻(尾田栄一郎/集英社)

3月13日発売の『週刊少年ジャンプ』15号に、『ONE PIECE』の最新話となる第1077話『早く気づくべきだった』が掲載された。

なにかと尊厳を破壊されるような展開が多いサンジだが、その身に新たな異変が生じており、読者たちが悲鳴を上げている。

※『ワンピース』最新話の内容に触れています

現在の作中では、未来島エッグヘッドを脱出しようとするDr.ベガパンクと、それを阻止する世界政府勢力の戦いが進行中。何者かの裏切りにより、新型パシフィスタ「セラフィム」が暴走し始めたところだ。

「麦わらの一味」の面々は、それぞれ「王下七武海」を模したセラフィムたちと戦うことになるが、驚異的な戦闘能力に圧倒されてしまう。さらにその一方、裏切り者の凶弾によって、ベガパンク「正」が倒れるのだった──。

衝撃の展開が相次ぎ、ベガパンクや「麦わらの一味」が追い込まれていく。そこでとくに注目を集めたのは、サンジの身に起きた異変だった。

ナミがジンベエ型セラフィムに襲われようとしている場面で、サンジはいつものように騎士道精神を発揮して颯爽と助けに入る。しかし彼のトレードマークである“グルグル眉毛”が、普段とは逆の向きになっていたのだ。

ふたたび“ジェルマ眉”になるサンジ

サンジの眉毛については「ワノ国編」でも異変が起きたことがあった。

単行本105巻のSBSで、尾田栄一郎が明かした情報によると、これはサンジが「科学の力」に発現した状態を表しているという。

そもそもサンジの兄弟である「ジェルマ66」の幹部たちは、数字の「66」に見える眉毛をもっている。サンジは彼らとは違って普通の人間として生まれてきたため、逆向きの眉毛なのだが、“ジェルマ化”した際には「66」の眉毛になってしまう…ということらしい。

今回のサンジは、怒り心頭になったコマで眉毛が逆になっており、ふたたびジェルマ化しているようにも見える。

だとすれば、心を失ったジェルマの改造人間を「怪物」と呼んで忌避していたサンジにとって、精神的につらい展開になりそうだ。

サンジの身に起きた異変に、ネット上の読者たちは《サンジのまゆげが兄弟たちと同じ向きになってるの不穏すぎる》《怒ってるサンジ眉毛のグルグル変わってない!?》《今週一番怖かったのはサンジくんの眉毛だよ。こんなに作画ミスであれと願うことある?》《まさかサンジの眉毛にひやひやさせられる日が来るとは思わないじゃん 尾田栄一郎やめてくれよ》と恐怖におののいている。

さらにサンジは眉毛の向きが変わったコマで、ジンベエ型セラフィムに対して「死刑執行」と言い放っていた。どことなく恐ろしげな表情も浮かべているが、これも「ジェルマ66」のように超人化しつつあることの兆しなのかもしれない。

果たしてサンジは、ナミの見ている前で、無慈悲な戦闘マシーンとなってしまうのだろうか…?

文=Tら
写真=まいじつエンタ