WBCが“超高視聴率”を記録したワケ…裏に大人の事情が見え隠れ

大谷翔平 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

開幕から怒濤の4連勝で、WBC準々決勝進出を決めた侍ジャパン。投打に活躍する大谷翔平や、ラーズ・ヌートバーの躍進もあり、日本中がテレビに釘付けになっている。

日本戦の視聴率は軒並み40%を超えており、3月10日にTBS系で中継された「日本-韓国」は過去最高の44.4%を記録。瞬間最高視聴率は50.9%を記録した。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)

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もし日本が決勝へ進出すれば、これまでのスポーツ中継視聴率1位を記録した、1964年の東京オリンピック女子バレー「日本-ソ連」の66.8%に迫るのではないかと、業界関係者の鼻息は荒い。

〝野球離れ〟が叫ばれて久しい中、いくら大谷のようなスーパースターが出現したとはいえ、ずいぶんと出来すぎのような気もする。

やはり同じように感じている野球ファンも少なくないようで、数字のマジックを指摘する声がネット上に上がっている。

WBCが超高視聴率だった本当の理由

「10日の44.4%という数字は、午後7時37分から3時間43分の間に記録しました。ところが、試合前を含む最初の1時間37分間では25.1%。このように、WBCの中継では分割された一部の時間帯の数字を取り上げて大々的に報じているのです。

実際に試合開始から終了までの全放送時間帯を平均すれば、数字はかなり小さくなるでしょう。このような裏技を使ってまで数字を大きくみせるのは、広告絡みの大人の事情があるからなのは言うまでもありません」(スポーツライター)

各メディアは韓国戦の44.4%という視聴率が、昨年の年間視聴率1位のサッカーワールドカップカタール大会1次リーグ「日本-コスタリカ」の42.9%を上回ったと大騒ぎしている。

しかし、サッカー中継ではWBCのような不自然な分割視聴率は採用されていない。

サッカーファンと野球ファンは長らく反目し合っている。WBCの分割視聴率が新たな火種にならなければいいのだが…。

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