元AKBメンバーが体重70kgを告白…全盛期から20キロ増加の衝撃

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元『AKB48』の中堅メンバーが、日本人の過度な〝スレンダー幻想〟に警鐘を鳴らしている。

発言の主は、選抜総選挙で目ぼしい結果を出せていなかった一方、おバカキャラでクイズ番組などのバラエティーで活躍した大家志津香だ。

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大家は3月13日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、「ダイエットとリバウンドに苦しんできまして」と自身の体重遍歴を振り返る企画を行った。

『AKB』に加入した15歳の頃は標準体型だったとのことだが、アイドルとしてグラビア活動も行っていたため、ダイエットに励んだことも多かったと明かす。

結果、最も痩せている時期では身長170cm近くに対して46kgまで落としたというが、「華奢になりすぎて逆に顔が大きく見えていた」と弊害も告白した。さらには、グラビア撮影後には緊張が緩み、ダイエット後には飲酒で徐々に太っていったという。

そのマックス体重は「64.1kg」とのことで、さすがにまずいと思ったのか、その後は「49.8kg」と一番痩せていた頃の近い数字まで戻したそう。

しかし、「私は普通の生活をしたら太るんですよ」「これだけ太ったり痩せたりする人は珍しいんじゃないかって」「周りにも驚かれるんです」とのことで、「どんどんリバウンドして、最近70kgを記録してしまいまして…」と過去最重量まで来てしまったと明かした。

病的に痩せているのにダイエットする日本女性

この動画は、大手匿名掲示板でも話題に。彼らは日頃から女性の容姿品評に余念がなく、「デブは甘え」とのスローガンさえ蔓延っているため、厳しい反応が散見されることになる。

しかし、大方の意見は《背があるのか、あまりデブに見えんな》《ムッチリしてかわいい》《こういうのがいいんだよ》《全然太ってるように見えない》《今の姿のほうが需要あるんじゃないの》など、むしろ大家に好意的なものに。

珍しく、容姿や体型を貶す書き込みより、称賛する声が相次いだのだ。

「日本人女性は先進国で最も痩せており、世界標準だと栄養失調に近いレベル。にもかかわらず、世の女性たちは『痩せなきゃ』という強迫観念に駆られており、男性たちもちょっと肉付きがいい程度を『デブ』『だらしない女』などと揶揄します。

こうした不安に漬け込み、美容業界では怪しい脂肪吸引ビジネスも蔓延っていますし、この風潮がいかに異常で幼稚で愚かか、世間は気付くべきでしょう。つんく♂が歌にしていたように、日本は『1億3千万総ダイエット王国』の異常事態になっています」(週刊誌記者)

動画内でも、大家は「身体の負担になることをするのは、よくないって自分でも思いました」「これからはあまり無理をせずにダイエットして」とまとめている。

過度な減量でメンタルを壊しては元も子もないし、国民は〝スレンダーこそ正義〟という誤った思想から解き放たれるべきだ。真の正義は、ありのまま自分らしい姿で生きられる社会だろう。

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