本当に30年間の集大成!?『CDTV』 ロングヒットランキングにツッコミ殺到

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3月20日放送の『CDTV ライブ!ライブ!』(TBS系)で、今年4月に番組30周年を迎えるにあたって、30年間のロングヒットランキングが紹介された。

「CDTV」史上もっとも長くランキング入りした楽曲は何だったのか、多くの視聴者が注目していたようだが、その思いは残念な結果を前に儚く散ったようだ。

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今回発表された楽曲は1~30位までのランキング。序盤は宇多田ヒカルの『Automatic』(30位)や平井堅の『瞳をとじて』(29位)、レミオロメンの『粉雪』(28位)など、平成の名曲が数多くランクインしていた。

しかし、ランキングが上位になるにつれて、令和のヒット曲ばかりが名を連ねるようになる。

特にTOP10に関しては10位から順に、Official髭男dismの『宿命』、Tani Yuukiの『W/X/Y』、King Gnuの『白日』、LiSAの『紅蓮華』、あいみょんの『マリーゴールド』、BTSの『Dynamite』、Official髭男dismの『Pretender』と、いずれもここ数年の楽曲。

第3位にはYOASOBIの『夜に駆ける』、2位は米津玄師の『Lemon』、そして1位には優里の『ドライフラワー』がランクインしており、ほぼ令和の楽曲ランキングと化していた。

『CDTV』の30年間はこんなもの?

そもそも今回発表されたランキングにジャニーズグループや48グループ、坂道グループの楽曲が1曲もランクインしていないのもおかしな話。異例のロングヒットとなったSMAPの『世界に一つだけの花』ですらランクインしていない状態だ。

視聴者からも疑問の声が数多く上がっており、《違和感しかない。いったいどんな集計をしているの?》《何が30年間のランキングだよ。ここ最近の曲しか入ってねーじゃん!》《こんなにモヤモヤするランキングも珍しい》といった指摘の声が。

中には《ランキング1位を期待してた自分が馬鹿みたい》《こんなにガッカリするランキング見たことないわ》《CDTVは30年何をやってきたんだよ…》などの落胆の声も見受けられた。

「『CDTV』といえば、あまりに不自然なランキング結果に、たびたび情報操作疑惑が浮上します。例えば、2年前。当時は『鬼滅の刃』ブーム真っ只中で、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が社会現象を巻き起こしていました。

主題歌であるLiSAの『炎』は、Apple Music世界チャートにおいて、日本人アーティスト歴代最高位を獲得したのですが、なぜか『CDTVサタデー』で発表された週間TOP10では初登場2位にランクイン。1位はSnow Manだったのですが、ジャニーズファンからですら疑問の声が続出し、情報操作疑惑が浮上したのです」(音楽ライター)

とはいえ平成と令和では、音楽を取り巻く環境がまるで違う。ストリーミングなどの影響で昔以上に音楽を聴く人が増えていると考えれば、今回のランキングは案外妥当な結果なのかもしれない。

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