木村拓哉が主演する新ドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)は初回の平均視聴率が15.7%(ビデオリサーチ調べ=関東地区)だったことが分かった。
「放送開始前の番組宣伝にかなり力が入っていて、木村自らテレ朝の各バラエティー番組、ワイドショーに出まくっていました。まずまずの視聴率だったので、木村もとりあえずはひと安心でしょう」(テレビ雑誌編集者)
これまでも数々の“職業”を演じてきた木村だが、今回は武器を持たずに危険に立ち向かう民間警備会社の敏腕ボディーガード役に挑戦している。
初回では、数年前にある出来事をきっかけにボディーガードの世界から身を引いていた木村の演じる島崎章が、勤務先の警備会社社長の今関重信(永島敏行)から、新設する身辺警護課への着任を打診された。一度は固辞するものの、新人ボディーガードとして着任し、最初の依頼人であるマラソン大会のスポンサー会社会長の警護をするという内容だった。
「このドラマのおかげかどうか分かりませんが、警備員への応募者が増えています。対象者を危険から常時ガードするような24時間体制の警備をうちはやりませんが、『誰かを守りたいです』という熱い希望を胸に入ってくる人は増えています」(大手警備会社の幹部)
実際の警備会社の仕事内容は?
だが実際の警備会社の仕事は、工事現場で誘導灯を片手に歩行者を安全に誘導したり、イベント警備で会場案内を兼務しつつ要注意人物を排除するような仕事だという。
「現代はとにかく警備が至る所で求められる時代になりました。従来のイベント警備や工事現場、ビル警備だけでなく、小学校の見守りで警備、危険な交差点や踏切があれば警備、またデパートやスーパーなどでも万引き防止の人手が求められます。慢性的に人手が足りない状態です」(同・幹部)
人を対象にしたボディーガードは、4号業務(身辺警護業務)と呼び、特殊な訓練と研修を受けた人でないと任務に就くことができない。
「極端にいうと、30分くらい、人と戦い続けるような体力が必要な仕事です。任務に就くためには、経験もそうですが、一にも二にも体力が必要です」(同・幹部)
木村が演じるボディーガードは、現実ではかなりハードな仕事のようだ。
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