1月18日発売の『週刊文春』で看護師女性との不倫疑惑を報じられた音楽プロデューサーの小室哲哉が19日、東京都内で記者会見を開き、芸能活動からの引退を表明した。
小室は会見冒頭に、「妻であるKEIKO、家族、ファンの皆さま、スタッフの皆さま、いろいろな方々にご心配をお掛けし、お相手にもご迷惑をお掛けしたことをお詫びいたします」と頭を下げた。そして、謝罪した上で「おわびのお話をすると同時に、僕なりの騒動のけじめとして引退を決意しました」と切り出した。
小室は事前に書いてきたという文書を読み上げ、KEIKOの現状について、「女性というよりは女の子になった」、「音楽にも興味がなくなってしまった」と明かした。
KEIKOの看病については「大人の女性に対してのコミュニケーションが日に日にできなくなっている。ちょっと疲れ果ててしまった。僕自身は恵まれた環境で、音楽に向かわなきゃいけない時間が増え、ずっとKEIKOのサポートをすることができなくなり、スタッフ、ご家族の方々たちの支援がないと不可能になってきた」とし、小室自身がストレスなどによる突発性難聴を患っていることも明かした。
「小室の引退理由は、『曲作りに疲れた』というのが本当のところでしょう。突発性難聴が曲作りの障害になっているのは間違いありませんが、それ以前に『なかなか精神的に乗っていかない』と周囲に漏らしていました。周囲がヒット曲を期待するなかで作曲を続けてきた小室には、ついに集中力の切れる瞬間がやってきたのかもしれません」(芸能関係者)
芸能界にいることにも疲れ果ててしまった
また、小室が不倫疑惑の報道で引退を表明したことで、ほかにも報道されていない事柄があるのではないかという疑惑も生まれている。
「おそらく看護師との関係をこれ以上追及されると、まずいことが出てくるのでしょう。『週刊文春』はこの不倫疑惑については、第2弾、第3弾も用意していると聞いています。このままだと“決定的な証拠”が出てくるから、その前に小室は“引退”してけじめをつけて幕を引きたかったのです」(同・関係者)
1990年代にミリオンセラーの楽曲を連発していた小室。一説には、ヒット曲を出すと、その権利を巡って詐欺まがいの手口で版権を持っていこうとする連中に対峙するのも疲れたと囁かれている。
「2009年ごろには、『小室の楽曲の使用権を持っている。買い取れ』と、ある会社から恐喝まがいの連絡がきたことがあるそうです。このタイミングあたりから『業界での権利争いはもううんざり』と周囲に話をしたとも聞いています。いずれにしても、引退すればプレッシャーもない。いいタイミングだったと思います」(同・関係者)
小室の引退理由は「プレッシャーから逃れたい」というのが大半を占めているようだ。
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