芸能界は性犯罪者にも甘い? 山口達也の“アルコール依存”すり替えに疑問

山口達也 

山口達也 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

『TOKIO』の元メンバー・山口達也氏に、芸能界復帰のウワサが浮上している。

2018年4月下旬、女子高生に飲酒させて強制わいせつを行ったとして書類送検された山口氏。所属していたジャニーズ事務所による無期限の謹慎処分を経て、同年にグループの脱退と事務所の退所を発表した。

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この騒動から約5年。今年3月19日に、『株式会社山口達也』設立を報告。22日には、公式ツイッターアカウントも開設した。

同社は、自身も患っているアルコール依存症に悩む人を助ける会社であるという。

騒動後に新たな一歩を踏み出す山口氏にはファンからエールが送られている。

しかし一方で、《アルコール依存症でクビになったみたいな歴史修正してんじゃねえぞ。お前がやったのは性犯罪だ》《性犯罪で追放されたのに、アルコールに置き換わってて草》など、強い嫌悪感を示す人も多い。

性犯罪をした芸能人の末路

性犯罪を犯した芸能人は、例え不起訴になろうと、厳しい処分が下されてきた。

2006年、未成年に飲酒と性的暴行を加えたのは、お笑いコンビ『極楽とんぼ』の山本圭壱。性犯罪後に所属事務所の吉本興業との契約解除に至ったが、2016年に事務所復帰を果たした。

いまも地上波メディアで目立った活躍はしていないものの、昨年の11月には、『AKB48』の元メンバーでタレントの西野未姫と結婚を発表している。

さらに西野のメディア出演に便乗する形で、今年1月20日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)にて、エンディング間際に出演。5年ぶりとなる民放出演を果たして、〝許された感〟を醸し出していた。

小出恵介は、2017年に未成年に飲酒や不適切行為をして、一時は芸能界から事実上の追放処分になったものの、2020年より芸能活動を再開。21年には4年ぶりのドラマ復帰を果たした。

高畑裕太は、2016年に強姦致傷容疑で逮捕され、芸能活動を休止したが、2020年8月に公式サイトを開設。2021年から、舞台役者として表舞台に出ている。

新井浩文は、2019年に派遣マッサージ店の女性従業員に対する暴行や強制わいせつが発覚。現在は、芸能界引退というかたちになっている。

深刻な被害者がいるだけに、性犯罪者の芸能界復帰に関しては、今後もなにかと問題になるだろう。

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