『舞いあがれ!』スピンオフ制作確定か? 空白の“6年間”を埋める物語

福原遥 

福原遥 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

3月31日の放送で最終回を迎えた、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』に、早くもスピンオフが決定したとの情報が流れている。

最終回では、ヒロインの岩倉舞(福原遥)らが作った空飛ぶクルマ「かささぎ」が、長崎・五島列島~本土で就航。人力飛行機サークル「なにわバードマン」のメンバーや、航空学校時代の同期らが見守る中で、舞が文字通り〝舞いあがって〟ラストを迎えた。

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「最終回こそ大団円となりましたが、その直前までは不穏な空気が流れていました。というのも、ドラマ最終週で、突然コロナ禍を描き、登場人物みんなが窮地に陥っていたのです。

しかしそこから、一気に6年が経過し、それぞれの窮地を〝時間経過〟で強引に解決。あまりのご都合展開に、多くの視聴者が置いてけぼりになりました」(芸能ライター)

制作陣は、なぜこんなに炎上必至のパワープレイをしたのだろうか。

『ちむどんどん』もスピンオフを制作

「スピンオフの制作が決定したからですよ。完成度の高さからファンも多かった人気作『カムカムエヴリバディ』は制作されませんでしたが、放送中から酷評が相次いだ『なつぞら』『ちむどんどん』はなぜかスピンオフが制作されました。

制作される基準に、視聴率や視聴者満足度が関係ないことは明白。基準は、〝描けていないエピソードがあるかないか〟という点に絞られます。『舞いあがれ!』が6年間を丸々すっ飛した理由はここでしょうね。

あえて空白期間をドラマ内に描くことで、スピンオフを描く余白を生み出したのです。『ちむどんどん』では、ヒロインの妹・歌子(上白石萌歌)と、兄・賢秀(竜星涼)を主人公にした2本のスピンオフを制作。『舞いあがれ』では、コロナ禍のパリに残された貴司(赤楚衛二)のことなどが描かれるのかと…」(前出のライター)

スピンオフで空白の6年間が描かれれば、視聴者の溜飲が下がるというものだ。

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