『イッテQ!』出川イングリッシュに終了危機? “日本人差別”懸念の声多数

出川哲朗 

出川哲朗  (C)まいじつ 

『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で人気の「出川イングリッシュ」に終了する懸念があるという。

この日も英語が苦手ながらも懸命に外国人とやりとりした出川だが、視聴者は日本人差別につながりかねないと心配している。

4月2日放送分で、出川は谷まりあとともに米ロサンゼルスを訪問。「はじめてのおつかい」と題して2泊3日で3つの課題をこなした。

【関連】『イッテQ』“干され”女性芸人に強烈皮肉? 悪態暴露映像を再放送 ほか

ホチキス(stapler)の名が付いたNBAロサンゼルス・レイカーズの本拠地「ステイプルズ(Staples)センター」の行き先を聞こうと、現地人に話しかけた出川。

だがホチキスについて「ペーパー、カット、ワーオ!ガシャン、ガシャン、マシーン」とホチキスの意味を説明。現地人は苦笑いし、「意味不明」と立ち去ろうとしていた。

外国人の「逆上」懸念も…

双眼鏡のような建造物を訪れレポートする課題でも、現地人が「双眼鏡(Binoculars)」と正解を口にしたにもかかわらず聞き取れず。他の人物に全く違う単語を用いて話しかけるなど、ヒアリングが絶望的な様子だった。

スピーキング能力のみならず、聞き取り能力も乏しいところを見せつけ、逆にお茶の間を笑いに巻き込んだ出川だったが…

「コロナ禍もあってこのところ海外ロケが待望されている向きもありますが、コロナ禍の間に全世界で政治的な分断が致命的なものになってしまった。現地の人に拙い英語で話しかけ、政治的な質問だと勘違いされ、逆上されたら出川さんの身が危ない」(翻訳ライター)

視聴者からも《日本人が馬鹿にされるだけじゃん》《話しかけた相手怒らせてないかハラハラするから見れない…》《だから日本はアメリカにも舐められたこといわれるんだよ》といった声が漏れている。

「大谷翔平選手の活躍もあってある程度、日本人もアメリカ人に受け入れられるようになりました。

ただ欧州に目をやれば韓国のソン・フンミン選手がイングランド・プレミアリーグで得点王に選ばれたにもかかわらず同リーグのベストイレブンに選ばれないという事態が発生した。欧米にはいまだアジア人差別が横行していて収まる気配がない。

そんな中で企画を続けると弊害は必ず生じそう。日本人は英語が拙い、という固定観念を与え、日本人全体のイメージにも影響を与えかねない」(エンタメライター)

番組側はそれでも終了させる気配がない。出川の身に何かあるまで企画は続くことになりそうだ。

【あわせて読みたい】