松坂慶子 （C）まいじつ　

女優の松坂慶子が、4月3日から放送スタートしたNHK朝の連続テレビ小説『らんまん』に出演。既視感のある役柄をめぐり、朝ドラファンが反応している。

松坂が演じるのは、植物学者の主人公・槙野万太郎（神木隆之介）の祖母・タキ。家業である酒蔵「峰屋」を女手一つで切り盛りしており、曲がったことが許せない性格がゆえ、万太郎のことを愛情深く厳しく育てている。

【関連】『らんまん』初回からいきなり鬱展開！ 暗すぎるスタートに戸惑いの声 ほか

第1話では、分家筋の男性が病弱な万太郎に対し、「弱みそだ」などと陰口を叩く。

すると、タキは扇子をパンパンっと叩き、大きな声で「何て言うた？ 分家の分際でなんていうた！ もういっぺん言うてみ！」と激怒。

「所詮分家じゃ。はっきり言うちょく。おまんらがいくら束になろうが、万太郎1人にはかなわん！」と跡継ぎは万太郎だと宣言し、本家のプライドを誇示した。

『まんぷく』の“ぶしむす”を彷彿

「松坂さんといえば、18年に放送された朝ドラ『まんぷく』でヒロインの母・鈴を演じ、その強烈なキャラが話題に。鈴は自らが、あの源義経の末裔だと信じており、ことあるごとに『私は武士の娘です！』というセリフを言って〝やるべきことから逃げる〟のが特徴的でした。

娘夫婦をよく困らせるわがままな役どころでしたが、なんだか憎めないのは松坂さんの演技力がゆえでしょう。ネット上では〝ぶしむす〟の愛称で親しまれていました」（芸能ライター）

今回、タキの言動を目の当たりにした朝ドラファンからは、《ぶしむす…更に強くなって戻ってきた笑》《あのセリフを言っておくれよ！ 》《強く頼りがいのあるしっかりしたぶしむすが見られて嬉しい》《武士の娘がトレンドにおった。やっぱどうしても連想するわな》《ぶしむすの前世これでしょ》などと、反応する声が多くあがっている。

「22年に放送された朝ドラ『ちむどんどん』では、とあるスナック街のシーンで『スナックひなた』という看板が話題に。〝ひなた〟といえば、『ちむどんどん』の前作『カムカムエヴリバディ』で川栄李奈が演じた3代目ヒロインの名前です。

朝ドラ制作陣は、このような小ネタを仕込んでくることが実に多い。朝ドラは、NHK大阪放送局制作と東京放送局制作で交互に作られていますから、ある意味スタッフ同士の間接的な交流とも受け取れます」（ネットニュースメディア編集）

今後『まんぷく』ネタが仕込まれる可能性は高そうだ。