第2のBiSHも大コケ!? 『水ダウ』生まれのアーティストの問題点とは…

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楽器を持たないパンクバンド『BiSH』を生み出した音楽プロダクション『WACK』。同社のグループ管理体制が悲惨すぎると、SNS上で大きな話題になっている。

コトの発端は、「WACK」所属のアイドルグループ『都内某所』。4月3日、グループの公式サイトはメンバーのミナとチヒロの脱退と事務所退所を報告し、今後についてミク、イズキ、キノの3名で活動していく意向を示した。なお今回の脱退・退所は本人からの申し出だったそうで、理由については語られていない。

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都内某所は、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の企画『MONSTER LOVE』から誕生したグループ。表面上は『安田大サーカス』クロちゃんの恋愛企画とされていたが、実は「WACK」が仕組んだアイドルオーディション企画だった。

「最後まで企画に残ったミク、ミナ、リチの3人でグループを結成するはずでしたが、リチがクロちゃんと交際するために脱退を発表。リチの枠を埋めるため、2月15日からチヒロ、イズキ、キノが新加入するも、わずか1カ月ちょっとで新メンバーが脱退する事態に…。

また、なぜ初期メンバーのミナが抜けることになったのか、脱退理由は明確に明かされていないため、ファンの間では懐疑的な声も飛び交っています」(アイドルライター)

「水ダウ」の手を離れた途端、メンバーが脱退した例は他にもある。

WACKと『水ダウ』コラボに信頼なし

2019年に同番組から生まれたアイドルグループ『豆柴の大群』も、当初クロちゃんがプロデューサーを務めていた。

しかしクロちゃんは番組内でプロデューサーを解任され、「WACK」の手によって可愛い系からかっこいい系のグループに様変わり。昨年11月には、メンバーのカエデフェニックスが脱退・退所を発表し、入れ替わる形で新メンバーが加入した。

「『水ダウ』から誕生したグループ以外にも、昨年10月には次世代アイドル育成プロジェクト『WAgg』が活動を終了しており、メンバー全員がWACKとの契約を打ち切っています。そして今年1月には、『BiS』のイトー・ムセンシティ部、ネオ・トゥリーズの2名が、ワンマンライブをもってグループを脱退。そして『BiSH』は、今年6月29日に、東京ドームでのワンマンライブをもって、グループを解散することを発表しています」(同ライター)

そもそも、『水ダウ』はたびたび過激な企画を行なっており、今回のオーディション企画もいささか無茶な話ではあった。しかし、今回「都内某所」の脱退騒動は、他のバラエティー番組発のアーティストとも比較されているようで…。

「『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では、2010年に芸人の狩野英孝を『50TA』名義でCDデビューしないかと誘うドッキリ企画を慣行。その後、実際にデビューを果たし、アーティストとしても活動しています。また、『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ系)で生まれた、ユニット『羞恥心』や、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(同系)の『矢島美容室』も最低1年、活動は続いています」(同ライター)

一方『都内某所』は追加オーディションをした際、リチの枠を補完するだけのはずが3人も追加するというグダグダっぷり。そして今でも注目はグループを抜けたリチに集まり、グループ自体はいまいちパッとしない。

『BiSH THE NEXT』のオーディションも4月8日から地上波で放送となるが、「WACK」への不信感は払しょくできるのだろうか。

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