バンナムの“デスゲームVTuber企画”に批判殺到! 四天王冷遇で信頼感がゼロに…

バンナムの“デスゲームVTuber企画”に批判殺到! 四天王冷遇で信頼感がゼロに…

バンナムの“デスゲームVTuber企画”に批判殺到! 四天王冷遇で信頼感がゼロに… (C)PIXTA

4月14日、バンダイナムコエンターテインメントが『アイドルマスター』の新プロジェクト『PROJECT IM@S vα-liv』(以下、ヴイアライヴ)を発表。最近流行りのVTuberを意識した挑戦的な企画内容だったのだが、VTuberファンからは批判の声が相次いでいるようだ。

「デスゲーム」のような新プロジェクト

「ヴイアライヴ」とは、3人のアイドル候補生が配信者として活動を行い、アイドルデビューを目指すというプロジェクト。

アイドル候補生には1カ月ごとにテーマが与えられ、レッスンをこなして成長していく姿をYouTubeで発信していくとのこと。視聴者が「プロデューサー」として関わる視聴者参加型の企画となっており、その支持率がアイドル候補生たちの未来を左右するという。

要するに視聴者からの人気を得られなかったメンバーは、活動終了になってしまうという仕組み。公式からは全員がデビューする可能性もあると説明されていたものの、このシステムを「デスゲーム」と揶揄する人も相次いでいる。

実際に人気が数字として可視化されることで、各アイドル候補生の“中の人”が精神的に追い詰められていく可能性は高いだろう。

「ヴイアライヴ」の試みに、《この世の地獄みたいなルール》《アイマスでやる必要ある?》《これが生身の人間を扱うコンテンツでやることですか》《当人の気持ちとか想像したら胃がヤバい》《AKBですら「人気投票最下位のメンバーはクビね」なんて言わないぞ》といった意見が相次いでいる。

VTuber界隈の地雷を踏み抜いた企画

「ヴイアライヴ」は明言こそされていないものの、YouTubeでキャラクターたちがライブ配信を行っていくという点で、新たなVTuberプロジェクトの試みとしても受け止められている。しかしVTuberファンたちの反応は冷ややかだ。

実は2018年にも、同じようなデスゲーム式の企画が物議を醸したことがある。それは「最強バーチャルタレントオーディション~極~」という名称で、あらかじめ用意されたキャラクターの“中の人”を視聴者からの人気に応じて絞り込んでいく内容だった。

限られた枠を参加者たちが奪い合うシステムから、当時は「バーチャル蠱毒」として界隈が大荒れしたが、「ヴイアライヴ」からこの企画を連想した人は多い。

また、「ヴイアライヴ」の仕掛け側であるバンナムは、この前から「VTuberに関らないでほしい」との批判が集まっていた。

というのも、バンナムにはバーチャルYouTuber四天王として知られるミライアカリが所属していたが、3月31日に引退したばかり。同社から活動の制限を受けていたことや、価値観のズレがあったことを告白しており、その冷遇っぷりがVTuberファンたちの怒りを買っていた。

さらに「ヴイアライヴ」の制作には、キズナアイを生んだActiv8株式会社が携わっている。悪名高い“キズナアイ分裂騒動”が起きたのも、Activ8所属時のことだったため、《例のアイマスのやつ元々距離置くつもりだったけど、Activ8も噛んでるのね…》《Activ8が運営に入ってるんだ なるほどね》と拒否感を示すVTuberファンも少なくない。

ミライアカリやキズナアイの屍を乗り越え、「ヴイアライヴ」は成功を収めることができるのだろうか。

文=「まいじつエンタ」編集部

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