『どうする家康』モブキャラに1話丸々費やす暴挙! 阿月の激走に興味ナシ!

松本潤 

松本潤 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

4月16日放送の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)第14話が、特定の人物に時間を割きすぎだと猛批判されている。

同回のタイトルは『金ヶ崎でどうする!』。浅井長政(大貫勇輔)は織田信長(岡田准一)への謀反を決め、歴史の1ページがついに開かんとする。

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長政の妻である一方で、信長の妹であるお市の方(北川景子)は、これを阻止するべく動く。動機は、信長を助けることはもちろん、徳川家康(松本潤)に恩返しするためだが、当然、長政の家臣が許すわけない。

この板挟みを見た侍女の阿月(伊東蒼)は、尊敬するお市を助けるべく、信長が陣を敷く金ヶ崎へ。お市の代わりに自身が報告へ行き、小さな体で10里(約40km)も離れた場所へと走るのだった。

阿月は屋敷を飛び出すと、追ってくる長政の家臣から逃走。夜通しひたすら走りに走り続け、その間には父に売られた過去やお市に救われた回想シーンが流れた。

さらには、草履越しに足から血を流しつつ走り、その涙ぐましさたることや。こうして金ヶ崎にたどり着くと、長政の謀反を伝えたところで息絶え、文字通り命と引き換えの伝言を届けたのだった。

またまたまたまた露わになった脚本の酷さ

十代の少女が命と引き換えに大役を果たすとは、何と感動的なストーリーなのだろう。しかし、感情が欠如した視聴者は、この程度では胸揺さぶられなかったようなのだ。

ネット上には、《阿月を掘り下げる必要性》《走れメロスかな》《マジで何を見せられてるんだ? もっと史実で掘り下げるストーリーあるだろ?》《いきなり回想シーン持ってこられても感情移入できんわ》など厳しい声が。

さらには、《1話で死ぬ人間にこんな尺与えんなよ》《女のくせにと言われながらも男以上に頑張ったところを見せるフェミ向けアピール》《阿月の走れメロスを延々と見させれる謎回》など、長尺を割いたことへの猛批判も上がっている。

「『どうする家康』最大のガンは、そのつまらないストーリーだと何度も何度も言われ、当サイトでも指摘しています。こんなどうでもいいうえに、使い捨てのモブキャラに1話まるごと割くほど時間をかけたのは完全な悪手。脚本の粗が酷いのはれっきとした事実ですから、一刻も早くバトンタッチすべきだ」(メディアコンサルター)

次回以降、阿月の死は完全に忘れられ、また積み重ねのないストーリーが続くのだろう。

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