『どうする家康』14話で『孤独のグルメ』パロディー? 越前ガニ回に疑惑の声

松重豊 

松重豊 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

放送中の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)に、今度は民放のパロディ疑惑!? どこよりも同作に詳しい当サイトが、疑惑の核心に迫る!

問題となったのは、4月16日放送の第14話だ。ドラマ冒頭、朝倉義景討伐のために金ヶ崎城を攻略した織田信長軍は、金ヶ崎の浜辺でカニを頬張る。渡辺守綱や彦七ら家臣は、初めてのカニに上機嫌で戦のつらさを忘れた。

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徳川家康、信長、木下藤吉郎、酒井忠次らは夜になっても、皆で祝宴として大量の越前ガニを堪能。その光景に、「夕飯はカニにすれば良かった」と考える視聴者も多かったことだろう。

さらには、藤吉郎と忠次と家康は、カニを使った宴会芸まで披露。甲殻類アレルギーの人は見ているのも地獄であろう、まさに〝カニ祭り〟な回となったのだった。

このように、今回の放送はとにかくカニ・カニ・カニのオンパレード。あぁ、なんだかカニがゲシュタルト崩壊してきたと思わんばかりのカニの連続であり、特に作中の三河衆はひたすらにカニを食っていた。

そして、本編終了後に問題のシーンが訪れる。

公共放送が民放を真似る由々しき事態

本編終了後、番組は『どうする家康ツアーズ』と題して作中ゆかりの地を紹介するのだが、今回は福井県敦賀市を紹介。ここで漁港を訪れると、作中に何度も登場した越前ガニが名産であることを、歴史資料とともに取り上げた。

このナレーションを務めるのが、俳優の松重豊。まるで、あの人気深夜ドラマシリーズのようではないか…。

「今回の放送は、松重主演ドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)Season10・第8話のようでした。この回では富山市を訪れ、『カニ面』なるカニのおでんを堪能し『カニの味がウルトラストロング。おでん汁に浸かって旨味出まくり大会。口ん中がカニ祭り、カーニバルだ』という名言を、あの渋い声で残しました。

今回もまた、『魚介好きで知られる家康も、食べたんじゃないかなぁ』など、〝あの声〟で越前ガニを紹介。これでは、連想するなという方が無理でしょう。公共放送たるNHKが民放、しかもテレ東のコンテンツに乗っかったことになります」(メディアコンサルター)

実際に視聴者からも、《孤独のグルメきた》《孤独のグルメでカニを美味そうに食う石川数正を連想してしまった》《どうする家康ツアーズが完全に孤独のグルメ》《孤独のグルメかよ》といった指摘が。

松重は15日放送の『満天☆青空レストラン』(日本テレビ系)でも、「孤独のグルメ」のような食レポをリクエストされていた。

「孤独のグルメ」が松重の代表作なのは間違いないだろう。

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