治安悪化に繋がる?『東急歌舞伎町タワー』ジェンダーレストイレ以外の問題点

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国内有数の歓楽街・新宿歌舞伎町の『東急歌舞伎町タワー』が4月14日にオープンした。エンターテインメントに富んだ施設となっているが、ネット上では複数の問題点が指摘されている。

『東急歌舞伎町タワー』は、地下5階、地上48階の超高層ビル複合施設。「〝好きを極める場〟の創出」をコンセプトに、ホテルや飲食店、映画館、ライブホールなどのエンタメ施設が入っており、インバウンド客の夜遊び需要に焦点を当てて建てられた。

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オープン後、ネット上で注目を集めたのは、ビル内に設置されたジェンダーレストイレ。2階にのみ設置されており、文字通り男女兼用のトイレである。父親が女児を連れてトイレに行ける、性別問わず介助が必要な人を連れて行ける点など、利点はいろいろあるものの、男女が入り乱れるトイレには疑問の声が少なくない。

警備員や係員がいるとはいえ、《土地柄、犯罪が起こりそう。洗面もメイクルームも男女入り乱れるのはありえない》《そもそも警備員さん係員さんがいないと成り立たないトイレなんて危険ですよと言ってるようなもん》《これほどの人件費と手間をかけないといけないジェンダーレストイレってなんだよ?》《数カ月後、治安悪そう》などと批判の声が続出している。

歌舞伎町の治安悪化に繋がる?

「性的マイノリティに配慮したジェンダーレストイレは、これまでも都内に誕生しています。最近では『渋谷ソラスタ』にも導入されていますが、今回ほど騒がれていません。ジェンダーレストイレを作ることそのものが悪いわけではなく、新宿・歌舞伎町に作ったことが問題でしょう。他の階に行けば女性用トイレもあるのですが…」(時事ライター)

「東急歌舞伎町タワー」の懸念点は、これだけにとどまらない。

「施設には〝日本の祭り〟をテーマにしたフードホールがあります。ホール内のステージでは、DJパフォーマンスやカラオケなど、さまざまなイベントを開催。ほぼ24時間営業のため、酒に酔った人や時間を持て余した人たちの溜まり場になり、治安が悪くなるのは容易に想像できるでしょう。

また、地下には『Zepp Shinjuku』がありますが、オペレーションの悪さに不満の声を漏らす人もチラホラ。実際には《入場待ち中にキャッチとナンパがあるとしか思えない。推しはこの場所でライブしないでほしい》《今後このビルでイベントありませんように!》などの声が上がっていました。またドリンク代の支払いは現金が使えず、交通系ICカードでしか支払いができません」(同・ライター)

歌舞伎町は「トー横」など、治安の改善が求められているが、「東急歌舞伎町タワー」はどのように発展していくのだろうか。

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