『どうする家康』歴史を侮辱? 徳川家康より目立ちたがるオリジナルキャラの活躍

松本潤 

松本潤 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

不評の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)で、最大のガンと名高いストーリー。それもそのはず、歴史を好きでもないし大河を舐めているとしか思えない脚本なのだ。

4月16日に放送された最新14話では、それが如実に現れた。

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同回には阿月というオリジナルキャラが登場し、家康の元へ浅井長政の謀反を知らせに行くという、史実では〝創作〟との見方が強いエピソードを展開。〝新たな解釈〟と公言している『どうする家康』らしい放送となったが、これはおおよそ日本国民として許されてはいけない鬼畜の所業なのだ。

「家康の生涯を振り返ると、家臣として仕えた信長期・秀吉期、そして自分が天下を獲って征夷大将軍となった江戸期と、エピソードには事欠かさない波瀾万丈な人生。逸話は豊富であり、有名な戦もてんこ盛りなので、50話の大河で描こうとすると足りないくらいです」(メディアマネージャー)

そう、端的に言って、『どうする家康』は歴史への敬意も造詣もないのだ。

脚本家は早いとこ去れ! それが答えだ!

「家康がいかに濃い人生を歩んできたかを考えれば、1年間でも描ききれないことは明白であり、オリジナルの創作エピソードを挟み込む暇などないことは分かるはず。にもかかわらず、オリジナリティーをアピールしたいがために、つまらないくだらないシナリオをやるなんて…」(同・マネージャー)

こうした兆候は、既に過去の放送でも垣間見えていた。

「4月2日に放送された13話でも、脚本家の古沢良太氏が歴史を全く知らないことが強調されました。同エピソードには古田新太演じる足利義昭と酒向芳演じる明智光秀が登場したのですが、いずれも小物でガッカリな人格に描かれていたのです。

義昭に至ってはなぜか白塗りで、二日酔いなのか千鳥足でゲップが止まらず、『幕府に申し立て…勝手な戦ごと…は…断じ…禁…』と発言中に眠り出す始末。被っていた烏帽子が落ち、いびきをかいて寝始めるという、侮辱した描かれ方でした」(同・マネージャー)

これらは当サイトでも紹介したが、《義昭が自ら烏帽子を人前で外すわけない》《歴史にもリスペクトがない描き方》《あんなセコイ嫌がらせやる武将に描かれたことはない》などと、視聴者は大激怒していた。

〝新解釈〟と言えば聞こえはいいが、ただ歴史を知らないだけであり、独自解釈の冒涜なのではないだろうか。

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