としまえん跡地の『ハリポタ』施設に地元民が猛反発!「いまだに賛成できない」

エマ・ワトソン ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント (C)s_bukley / Shutterstock 

東京・練馬区の『としまえん』跡地に『ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター』が、6月16日にオープンする。94年間も営業した遊園地跡に新たな施設がオープンすることもあり、大きな注目を集めているが、「としまえん」に通っていた人たちの心境は複雑のようだ。

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この施設では、世界的大ヒット映画『ハリー・ポッター』や『ファンタスティック・ビースト』シリーズの舞台裏が体験できるほか、ここでしか見られないセットなど、映画の舞台裏を体験できるウォークスルー型のエンターテイメント施設。

2012年にオープンしたイギリスの『ワーナー ブラザース スタジオツアーロンドン』に次ぐ、アジア初オープンとなり、『ハリー・ポッター』の屋内型施設としては世界最大の規模だという。

オープン前から予約が殺到しており、日本だけでなく、世界中のファンからの注目の期待値は高い。4月24日には、ホグワーツ魔法魔術学校の大広間セットがSNSで初公開された。

プロモーションや今後の展開の懸念

新たな情報が公開され、「ハリポタ」ファンの期待値は急上昇。《合成か?と思うぐらいの立派な設備。楽しみだな》《クオリティーが高い! こりゃ人気になる》《ユニバもいいけど早くスタジオツアーも行ってみたい》《めちゃくちゃ行きたい! としまえんは行ったことないけど、ここは行きたい!》など期待の声が上がっている。

しかし一方で、《としまえんは地元民に愛され、惜しまれつつ94年の歴史に幕を下ろしました。ハリポタは地元民に愛されるか、94年以上残るか。疑問ですし、やはりとしまえんの方が良かったです》《あのとしまえんを潰してまで作った施設。練馬区民は無料招待でもいいのでは?》《いまだに賛成できない自分がいます…》《ハリポタを知らない人からしたら全く楽しめないですね。遊園地だったら、家族全員で楽しめたのにと思うと複雑な気分です》といった反発の声も少なくない。

「開園100周年を前に、2020年に閉園した『としまえん』は成人式の会場に利用されるなど、地元民ゆかりの地でした。しかし、2018年は22万1000円の赤字。2019年は52万7000円の黒字に転換しましたが、それでも経営していくには厳しい数字だったのです。すでに施設が無くなった後に惜しむのではなく、そんなに『としまえん』が好きならば、足を運んで施設を支えるべきだったでしょう。

原作の『ハリー・ポッターと死の秘宝』が日本で発売されたのは2008年、映画は2010年、2011年に前後編で公開され、大ヒットを記録しています。すでに10年以上が経過していますが、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が日本でも上演され、大人気に。今年2月に発売されたゲーム『ホグワーツ・レガシー』は、発売後2週間で全世界1200万本の売上を突破するなど、今なお人気コンテンツなのです。悲しいですが、どちらの資本を投入するかは明らかでしょう」(週刊誌記者)

「メイキング・オブ・ハリー・ポッター」は地元民にも愛される施設になるだろうか。

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