『かまいたち』『千鳥』が消える可能性も? 天下まであと一歩で失速した芸人

タカアンドトシ 

タカアンドトシ (C)まいじつ 

2000年代後半、大御所芸人が引退せず、世代交代が行き詰まる中、新たなスターとして『タカアンドトシ』『ブラックマヨネーズ』が天下を取りかけていたことを覚えているだろうか。

当時のお笑い界は『ダウンタウン』『ウッチャンナンチャン』『とんねるず』のほか、ベテランの『ネプチューン』『くりぃむしちゅー』『雨上がり決死隊』らが冠番組を持ち、若手・中堅になかなかチャンスがなかった時代だ。

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「40歳前後でもパネラーやひな壇止まりの芸人が多く、次世代の覇権争いすら起きていませんでした」(芸能記者)

そんな中、いち早くゴールデンで冠番組を持ったのが「タカトシ」だ。

「2人は『お試しかっ!』(テレビ朝日系)で深夜初冠番組を持つと、ほどなくしてゴールデンへ進出し、『帰れま10』が人気コンテンツに成長。他にも『ほこ×たて』や『ペケポン』(ともにフジテレビ系)といった番組へも出演。『くりぃむ』『ネプ』世代がゴールデンの冠を持つ中、頭ひとつ抜けた若い世代のMCになりました」(同・記者)

『かまいたち』『千鳥』になりそこねた?

同時期にひな壇からMCポジションへと抜け出そうとしていたのが「ブラマヨ」だ。

「吉田敬の卑屈なキャラや小杉竜一のツッコミが人気を博し、2人はさまざまな番組で活躍。ちょうど数年前の『千鳥』『かまいたち』『ニューヨーク』のようなイメージで、次の時代は『タカトシ』『ブラマヨ』だと見られていました。

しかし、その後は徐々に衰退してしまい、有吉弘行、『フットボールアワー』後藤輝基らがMC格へと成長。残念ながら、『タカトシ』『ブラマヨ』の時代は来ることなく終わりました」(同)

天下を掴みかけながらも叶わなかった2組に、当時のお笑い界を知るファンも感傷的なようだ。

ネット上には《タカトシとブラマヨの時代来ると思ってた》《お試しか、ペケポン、ほこたて、この頃すごかったな》《ブラマヨがポストダウンタウンとか言われてたよな》《いいともと共に終わったイメージ》といった感想が並ぶ。

この例を考えると、一見安泰に見える「ニューヨーク」や「かまいたち」も10年後にはどうなっているか…。

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