新田真剣佑 実写版『聖闘士星矢』爆死! 原作ファンの小宇宙は不完全燃焼

新田真剣佑 (C)まいじつ

1980年代に一世を風靡した伝説の漫画をハリウッドで実写化した、映画『聖闘士星矢 The Beginning』が4月28日から公開スタート。しかし、早くも大爆死の声が広がっている。

「興行通信社が発表した国内映画ランキングで同作は初登場8位に。公開から3日間の興行収入は、約5000万円と言われています。また、映画館の座席数に対し、どれほどチケットが販売されたかを示す〝着席率〟は、わずか5%ほどのようです」(映画ライター)

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同映画は、原作者の漫画家・車田正美氏の長年の希望が叶い、実写映画化された。

映画『ONE PIECE FILM RED』、『THE FIRST SLAM DUNK』の大成功によって2022年に最高益を更新した東映が、製作費6000万ドル(約82億円)を調達し、ハリウッドで制作したことも話題になったのだが…。

「俺の小宇宙が燃え上がらなかった」

「日本でも大ヒットした『THE FIRST SLAM DUNK』は、今や海を超えて、韓国や中国でも爆発的なヒットを記録しています。

一方の『聖闘士星矢』はGWにもかかわらず、どの映画館でも空席ばかり目立っており、このままでは制作費を回収するのは無理でしょう。

公開前から物議をかもしていた〝聖衣(クロス)〟のデザインも、案の定、ボロカスに言われています。GWは『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』『名探偵コナン』『東京リベンジャーズ』など人気作が目白押しで、今後の伸びはほぼ期待できません」(アニメライター)

では映画のどこがまずかったのだろうか。

原作ファンの小宇宙(コスモ)は燃え上っておらず、《熱い展開は一切無く、原作への愛が1ミリも感じられない映画でした》《星矢が小宇宙を発動させて立ち上がるその時、大音量のペガサス幻想が高らかと鳴り響けば全て許されるはずなのですが、そういうことはせずに戦っていましたよ》《俺の小宇宙がなかなか燃え上がらなかった》《星矢が「ペガサス流星拳!」って叫びながら技出すだけで、どんなクソ映画でも1万点あげたのに…なんで技名を叫ばないんだよ…》といった冷めた声が飛び交っている。

東映は『シン・仮面ライダー』が興行収入20億円を突破し、歴代『仮面ライダー』映画史上最高記録を樹立した。しかし、あくまでも過去のライダーシリーズと比較しての数字で、映画自体は爆死している。

「スラダン」や「ワンピース」で莫大な利益をあげた東映だったが、さすがに「聖闘士星矢」の実写ハリウッド化は無理があったのかもしれない。

主人公を務めた新田真剣佑の黒歴史にならなければいいのだが…。

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