古沢良太のドラマは主演頼り?『どうする家康』が大コケしてしまった理由

松本潤 

松本潤 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

現在放送中の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)の脚本を書いている、脚本家の古沢良太氏。すこぶる評判が悪く、ドラマファンから不安の声があがっているが…。

「古沢氏は堺雅人主演の『リーガル・ハイ』、長澤まさみ主演の『コンフィデンスマンJP』(ともにフジテレビ系)を書いたことで、日本のトップ脚本家と言われるまでになりました」(芸能記者)

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古沢氏は、今年公開された木村拓哉の主演映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』や、アニメ映画『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の脚本も担当。いかに、引っ張りだこかわかるだろう。

「『リーガル・ハイ』と『コンフィデンスマンJP』で古沢氏に惚れ込んだ業界関係者が多いのでしょう。しかし一部では、あれは古沢氏の手柄ではないとの指摘もあるのです」(同・記者)

『リーガル・ハイ』は堺雅人の手柄

まずは『リーガル・ハイ』。堺が演じる型破りな敏腕弁護士・古美門研介の強烈なキャラクターがバカウケし、続編も制作されるほどの人気を博したが…。

「実はこの古美門というキャラ、古沢氏が作ったのではなく、堺が作ったのです。もちろん、脚本は古沢氏なのですが、脚本段階で古美門は、もっとクールなキャラだった。しかし堺の振り切った演技を見た演出家が、古美門のキャラを大胆変更。思い切ってコメディーに全振りして、視聴者から愛される古美門が誕生したのです。古沢氏自身、出来上がったドラマを見て驚いたと明かしています」(同)

つまり、『リーガル・ハイ』が大人気を博したのは、堺のおかげということになる。では、『コンフィデンスマンJP』はどうだろうか。

「『コンフィデンスマンJP』はそもそも面白くない。ご都合主義と後出しじゃんけんの連続なので、〝謎解きドラマ〟的に楽しもうと思ったら、かなりモヤつく。ここら辺の脚本の雑な部分を補っているのが、長澤の圧倒的なカリスマ性なのです。もちろんこれに関しては、古沢氏の書いた〝ダー子〟というキャラがいいのもありますが。しかし、このダー子は、女性版の古美門みたいなキャラなので、やはり手柄は堺ということに…」(同)

つまり『どうする家康』も、堺雅人の主演大河ドラマにして、家康をハチャメチャキャラにしたら、もっと面白かったかもしれない。

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