『AKB48』不人気メンバー大量離脱!? グループの根幹を揺るがすチーム制休止

小栗有以 

小栗有以 (C)まいじつ 

4月29日開催の『AKB48 春コンサート2023 ~好きだ!と叫ぼう~』で衝撃的な発表があった。現行の『AKB48』においてチーム制・キャプテン制を休止するというのだ。突然の方向転換に、ファンはもちろんメンバーも戸惑っているようで、界隈に殺伐とした空気が漂っている。

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発表があったのはライブ終盤、アンコールでのこと。AKB48劇場公演の出演人数を今年の秋から16人に戻すこと、そしてチーム制・キャプテン制をともに休止することが明かされた。今後、正規メンバーと研究生の新体制に移行するそうだ。

「AKB48にはA、K、B、4、8の5つのチームがありましたが、チーム8は4月30日のラストコンサートをもって活動を休止しました。彼女たちにとってチーム制はほかのグループにはない、いわばアイデンティティ。かつてチームAには前田敦子、チームKには大島優子、チームBには渡辺麻友など、歴代のメンバーが所属し、チームごとに切磋琢磨しながらグループを高め続けていました。それが急に廃止になるとは…。メンバーやファンが困惑するのも当然です」(アイドルライター)

突然の発表に会場からは驚きの声が上がり、涙を流すメンバーもいた。

グループ最年長の柏木由紀は「チームの良さもあるけど、これから全員がAKB」「同じグループの一員ということで、箱(グループ)推しみたいな方も増えたらいいな」といった前向きなコメントを繰り出した。

最後に総監督の向井地美音は「別に解散とは言われてないので、いつかまた集まる可能性もあるので、皆さんぜひこれからもAKB48をよろしくお願いします」とファンに呼びかけている。

チーム制休止に不満を訴えるメンバーも…

チーム制・キャプテン制の休止に、ファンは《17期生、18期生はチームへの昇格発表とか憧れあったんじゃないのかなぁ》《断固反対。発表した時、周りには泣いてる人とかいたし、ファンの気持ちは一緒だと思う》《チーム制があることがAKBの意義だし、組閣の醍醐味もあった。それをもう楽しめなくなったというのが辛い…》《8の解体があったので組閣くらいまでは予想してたけど、まさかチーム制解体とは…》《選抜、アンダーの間の争いが過激になりますね。卒業する人も大勢出るでしょう》と疑問を投げかけていた。

また、メンバーからも否定的な声が聞こえてくる。

チームK所属の市川愛美は、配信動画で「本人に相談なく人事異動をする組織がどこにあるかって思うんですよ」と不満を吐露。また、チームKキャプテンの田口愛佳もツイッターで、《チームKを守れなくてごめんなさい》《このチーム公演が始まって1年と4日。あまりにも早くて、悲しくて悔しいです》と自身の想いを吐き出している。

AKBにとってチーム制はなぜここまで大切にされてたのだろうか。

「劇場があるAKBグループは、チーム制によって非選抜メンバーが輝ける場所があったのです。また、それぞれチームの特徴もあり、チーム楽曲として『初日』などの名曲が生まれました。坂道グループと違い、AKBにとってチーム制と劇場文化は最大の特色であり、グループの根幹なのです。

AKBといえば、2月27日にユニバーサルミュージックへの電撃移籍を発表したばかり。人気低迷からの脱却を図っていますが、今回のチーム制の休止は現在のファンが離れる悪手かもしれません」(同・ライター)

各々の活躍の場が少なくなることは避けられないため、メンバーが大量卒業する日は近いのかもしれない。

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