『日曜の夜ぐらいは…』視聴者離れ加速! 第2話ラストシーンで雰囲気ブチ壊し

清野菜名 

清野菜名 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

清野菜名主演のドラマ『日曜の夜ぐらいは…』(テレビ朝日系)第2話が、5月7日に放送された。第1話はかなり好評だったが、第2話で勢いが失速しているようだ。

同作は、NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』や『アルジャーノンに花束を』(TBS系)、『この世界の片隅に』(TBS系)などを手がけた脚本家・岡田惠和氏が生み出したオリジナル作品。

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主人公の岸田サチ(清野)は、足が不自由な母と二人暮らし。第1話でサチは、祖母と暮らしながら工場勤務で生計を立てている樋口若葉(生見愛瑠)と、元ヤンキーのタクシードライバー・野田翔子(岸井ゆきの)と運命的な出会いを果たす。

2人と出会ったおかげで人間らしさを取り戻し始めるサチだったが、結局彼女たちと連絡先を交換しないまま別れてしまうのだった――。

第2話では、3人それぞれが自分の境遇に不満を抱く様子が描かれた。しかし物語の終盤で3人は再会を果たしたほか、初めて会った時に3人で1枚ずつ買った宝くじが当選する展開に。幸せに満ち溢れた3人の表情で幕を下ろしている。

『日曜の夜ぐらいは…』非現実な展開に?

「『日曜の夜――』は、第1話から暗いストーリーで始まり、2話で話が急展開。宝くじが当たり、2回しか会ったことがない他人と3000万円を山分けするという非現実的なストーリーが展開されました。

女性キャストにフォーカスを当てるテイストは、前クールで放送されたバカリズム脚本の『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)と似ています。『ブラッシュアップライフ』では、人生を何度もやり直すという非現実的な部分がありながらも、友達に起こる悲劇を回避すべく、主人公たちが奮闘。シスターフッドやユニークな掛け合いが描かれ、『ストレスなく観れる』と大好評で、前期の覇権ドラマと評する人も多かった。

しかし、『日曜の夜――』は、現実味溢れる3人の境遇と、現実的ではないストーリー展開がミスマッチ。3人の境遇へ感情移入しているところに、宝くじが当たるという非現実的なストーリーを展開してしまっては、視聴者が冷めてしまうのも当然でしょう」(ドラマライター)

視聴者からは、第2話終盤の展開に《大金きっかけで再会はモヤモヤしちゃう》《3000万円当たって他人と山分けって…。綺麗事すぎるというかリアルじゃないなあ》《若葉とおばあちゃんのシーンはすごく引き込まれたし、翔子が泣きながらアイス食べるシーンも良かったのに…》《ささやかな幸せを見つける系のドラマかと思ってたのに宝くじ当たっちゃった!ってどうなの》といった意見が相次いでいた。

とはいえ、数多くの名作を手掛けてきた岡田氏なので、ここからの展開に期待したいところだ。

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